この記事では、不登校やひきこもり中のお子さんと関わる中で「次から次へと問題が起こる」と感じられている親御さんに向けてのメッセージになります。

 

課題が次々に生まれるのは過去の課題を乗り越えてきたからです。

 

ちゃんと前に一歩ずつ進んでいるからこそぶつかる壁であることを知っていただけたら嬉しいです。

 

こんな方におすすめです!

・お子さんのことで心配が尽きない方

・次から次への課題が出て疲れてしまった人

・次のステップに行けず停滞感を持っている

 

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この記事を書いた人
▫️不登校・ひきこもり専門公認心理師なかがわひろか
▫️学校・PTA・自治体での不登校・ひきこもり講演多数
▫️これまで280組以上の親子のサポートを行う

 

 

▶︎次から次へと問題が起こる、と感じている方へ

 

 

不登校状態にあるお子さんと関わっていく中で多くの親御さんはこのような思いを抱かれます。「次から次への問題が起こる。なかなか前に進まない。」

 

落ち込んだ時期が終わったら、暴言や暴力の時期があり、それが終わったら学校に行ったり行けなかったりの時期があり、学校に行ったら行ったで、また休むを繰り返して、それもできるようになったら勉強や進路の問題が出てくる……

 

一体いつまで心配し続けなければならないのか、という思いが出てくると思います。

 

今日お伝えしたいのは「新たな課題が出てくるのは【それまでの課題を乗り越えているから】」という点についてです。

 

「次から次へと思っていたけれど、それは前に進んでいるからなんだ」と思っていただけたら嬉しいです!

 

▶︎どうして次から次へと問題が出てくるだろう

 

一つ解決したら、また次の問題が出てくる。それが解決したら、また次が……一体いつまで続くのか。しかしちょっと視点を変えてみるとこう捉えられないでしょうか。

 

「新しい課題に取り組めるのは、前の課題がクリアできたから」

 

例えばお子さんが髪の毛もボサボサで、お風呂にも入らない。食欲もない、睡眠もうまく取れない、趣味も手につかない。

 

このような状態のときに、学校のことや勉強のことは大きな課題にはならないと思います。趣味も手につかないので、ゲームやスマホの時間も気になりません。

 

まず心と身体の健康を確保すること。ご飯を食べ、よく眠り、好きなことをする。このことに重点が置かれるでしょう。

 

しかし休息を取ることでお子さんは元気になっていきます。そうなると趣味のゲームやスマホの時間が長くなっていきます。

 

そうなったときに「ゲームやスマホのルールを守らない!!!」という課題が生まれます。

 

▶︎新たな課題が生まれるのは、前の課題をクリアしたから

 

 

けれどお子さんが元気ではないときは、スマホのルールの話すらできなかったのです。元気になることでしんどい状態を乗り越えたからこそ、新たな課題にぶつかることが「できた」のです。

 

スマホの課題がクリアされたら、今後は勉強の課題が出てきます。それがクリアされたら学校に通うことの課題が出てきます。それができたら進路、高校進学、大学進学、とまた次の課題が出てきます。

 

次から次へと課題が出てくるのはそれだけ一つ一つの壁を乗り越えているからなのです。

 

逆に壁にぶつかれていないというのは、まだ今の課題が乗り越えられていないということでもあります。つまりこういうことです。

 

「新たな課題にぶつかれているのは、それだけ順調に進んでいるということ」

 

この発想で見てみると、今の状態は違った見え方がしないでしょうか?

 

▶︎チャレンジがあるからこそ壁にぶつかる

 

家庭内暴力があるときに、食事の心配はできません。暴力も治っているから、規則正しい生活をしてほしいという課題が生まれます。


前に進んでいるからこそ課題は現れます。

 

チャレンジできているからこそ、新たな課題にぶつかることができるのです

 

「いつまで心配しないといけないのか」と思われたら、このような考え方をヒントにしてみていただけたらと思います。

 

▶︎親の心配は生涯尽きない

 

 

そして最後にもう一つ。私がよく親御さんにお伝えする言葉です。「親の心配はきっと一生尽きないです」。

 

例え順風満帆な生活を送れたとしても、就職のこと、結婚のこと、孫のこと、家の後継のこと、地域のこと、孫の教育のこと、孫の進路のこと、孫の結婚のこと……親としての心配は尽きることがありません。

 

私も一人の親として思うのです。心配し続けていくのが親の役割なんだな、と。

 

これからお子さんがどうであっても心配することは尽きることはないでしょう。だから心配しましょう。鬱陶しがられるかもしれませんが、「だって親だもん」でいいと思います。

 

尽きない心配を抱えながらも「でも課題を乗り越えているから新たなことで悩めるんだ」と心のどこかで思ってみてください。「きっとこの課題も乗り越えられるさ」そう思えるようになったら、心配するのも悪くないな、と思えると思います。

 

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■-Profile-■
初めまして、不登校・ひきこもりカウンセラーなかがわひろかです。
 
私は中学2年生の頃に不登校を、そして新卒で入社した会社でパニック障害を患ったこと経験があります。
 
この頃の経験をきっかけとし「心の問題で悩む人たちの助けになりたい」と思い心理相談室OFFICE NAKAGAWAを2011年に立ち上げました。これまで280組以上の親子のサポートや8050問題にも取り組んでいます。
 
学校に行けなかった頃「どうして自分は行けないんだろう」と思いました。パニック障害を療養中は「自分はもう社会に適応できないんじゃないか」と思いました。
 
きっとお子さんたちも同じような思いを持たれていると思います。そして親御さんもどうサポートしていいかわからず、絶望の淵に立たされているのではないでしょうか。
 
私が得意としている分野は次の3つです。

1. 不登校やひきこもり、またそのご家族のメンタルケア

2. 心理療法を応用した学習サポート

3. 親子の関わり方

今が一番辛い時期だと思います。でもきっと今の状態から脱け出すことができます。どうやったらいいのかという「具体的な方法」について一緒に考えていきましょう。