長ったらしい～。こじつけタイトル。
いかにもオジサンが言いそうな事ですが
オジサンなので、イイのです。
で、先日の紫陽花とのポトレでは
Helios
を使ってみたくなる光に
出くわしました。
斜光でレンズに光が入って来る
感じです。
光源を入れるといきなり破綻
しますが、フレアの出方をファイ
ンダー覗きながら見ますと、なか
なか面白いことになっています。
紫陽花の花ももう、花だかボケだか
解らない感じですが、画面奥の暗部
にHelios独特のボケが存在を主張
しててマニアック。
Heliosはグルグルボケで有名になった
気がしますが、国産の古いレンズでも
開放F値が1.2とかのハイスピードレンズ
は多かれ少なかれ収差があって、グル
グル致します。
例えばこれはNikkor 58ｍｍ ｆ1.2
で撮ったものですが、開放だとグル
グルして来ます。
そして、色も結構良く乗って来ます。
なので、自分が思うHeliosの醍醐味は
グルグルもいいけど、その色乗りと言う
か、発色が淡白で寒色に振れるところ
じゃないかなぁ。と思っています。
奥行きがなんかマッタリして来るところ
が独特かなぁ。とも思っています。
緑を撮ってもこんな感じで、なんか違う
美しさです。
そして、フレアをもっと派手に入れて
みると・・・
まるで、ソフトの投げ縄ツール。
初めてカメラとキットレンズ買ってこんな
なったらガックリ来るかもですが、マニア
になりますと、これが美味しいと言うの
ですから、始末が悪い。
でもこれ、上手く使うとモデルさんの頭に
天使の輪を作る事ができます。
今回はアングルの関係で無理だったの
ですが、次回は挑戦してみたいと思い
ます。
現場でそんな発見をするとシツコクやる
ので、自分のモデルさんはガマン強く、
聖母のごとく心が広くないと「ム～リ～」
ってなるかも。
Heliosにしては優秀な写りに撮れた
「らしからぬ」一枚。
ちょっと工夫でこんなのもイケますが
普通っぽいよなぁ。
レンズ：Helios40 85ｍｍ ｆ1.5
カメラ：Nikon D850