ポートレイト ~中望遠編~ | 写真を「もっと」楽しもう!

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耽美的ポートレート
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その他、花撮影、スナップなんかをオールドレンズやフィルムカメラで
一味違う楽しみ方を写真とともに綴ります。

歪みの少ない焦点距離の

レンズとして、中望遠と言われる

85mm~150mmくらいのレンズが

あります。

時と場合によっては200mmくらい

のレンズも使いますが、200mm

だと流石に望遠レンズじゃないで

しょうか?ニヒヒ

定義が明確にあったワケじゃないと

思いますが。

 

まずは85mm近辺から見てみましょう。

 

(AF Nikkor 85mm F1.4D)

85mmだと画角のかなり上の方に

目があっても歪んだ感じはしません。

ピント位置は手前の目の角膜を

いつも狙っています。

奥の目は狙いによって、被写界

深度の中にいれたり入れなかったり

です。この写真はf2.0まで絞って

被写界深度に入れていますが十分

では無い感じ。

被写界深度の確認はNikonの場合は

カメラ前面レンズ右横にPvボタンが

あるので、これを押せばおよそ確認

できます。

背景は10mは離れているので、

人が歩いていても、ボケボケで

さほど気にならなくなります。

 

(Leica Summicron 90mm F2.0)

これはf2.0開放で撮影。

バストアップくらいの画角が一番

撮り易いです。

Nikkorの背景がなんとなく玉ボケ

が残って少しザワついてますが

ズミクロンはトロ~っと言う感じ

でボケていきます。

アゴから首にかけてのボケ方

なんかも違います。

 

(Zeiss Planar 85mm F1.4ZF T*)

ちょっと逆光が入ってるので

少しハロっていますが、この

ちょびっとハロの感じが好き。ニヒヒ

シャープさと品のいい少し寒色

の出かたがツァイスならでは。

ただ、このレンズはピント合わせ

が本当に難しいレンズです。

 

(Helios40 85mm F1.5)

旧ソ連製の85mmレンズです。

解像も色ノリも淡白な感じが

特徴で、ボケは気をつけないと

グルグル回ります。汗

ムードさえ上手く出せたら面白い

描写ができるレンズかと思います。

 

(X-T2 Fujinon56mm F1.2 R APD)

APS-Cセンサーカメラの56mmは

フルサイズのおよそ85mm画角に

相当します。

これはf2.0で撮っていますが、何の

花が背景に咲いているか、わかる

くらいのボケ加減になりました。

 

85mmレンズ。

バストアップ以外にモチロン引きで

撮っても構いません。

次の写真のピントはモデルの左目

ですが、頭上の緑のモミジも良く解像

していて歪みが少ない。

開放で撮ってますが、この距離に

なると、被写界深度そこそこ、ボケも

比較的なだらかで、背景がどんなか

判別がつくような写真になります。

 

(Zeiss Planar 85mm F1.4ZF T*)

 

全身入れてもっと背景ボカし

たいなぁ。と思えばもう少し

長い焦点距離のレンズの出番。

 

途中の105mmと言うのもある

んですが、これはまた後ほど。ニヤリ

 

(AF DC Nikkor 135mm F2.0)

135mmは背景をボカすのは

簡単になりますが、望遠特有

の背景が近くに見える圧縮

効果で、奥行きを感じにくい

絵になりやすいので、構図

などに工夫が必要かと思い

ます。

(同じく135mm)

レンズによって描写が少し

づつ違うのが分ったでしょうか?

次回は光と影の使い方とか

書いてみましょかね。ウインク