ポートレイト ~カメラとレンズ 広角編~ | 写真を「もっと」楽しもう!

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ライフワークは
耽美的ポートレート
で自分のイメージを
映像化。

その他、花撮影、スナップなんかをオールドレンズやフィルムカメラで
一味違う楽しみ方を写真とともに綴ります。

普段はもっともらしい、ためになる

コトは何も書かないブログですが

どんな風に撮ってんの?と聞かれ

たので、自分の整理も含めて書いて

みます。

 

~カメラ選び~

使いたいレンズが使えるカメラを

選んでいます。

画素数よりも色の出かたや、階調性

が良く、ノイズに極端に弱く無いもの。
RAWでの撮影を基本としているので
データに癖が少なくいじり易いもの。
白トビ、黒ツブレに粘りがある(飛ん

でる潰れてるように見えて、実はわず

かでもデータが残ってる)もの。

あとはファインダーの見易さ。

現行、自分のポトレのメインは

Nikon D810で次がD4s

(動体にはD4sがメイン)

APS-CのフジX-T2

D500では人物は撮ってないなぁ。

D7200ならいいかもだけど。

D5は金欠で買えていません。笑い泣き

 

~レンズ選び~

まず、ポートレイト。人物の顔を特に

フューチャーして撮る場合には、顔

を歪めて撮りたくはありません。

レンズの味が・・・みたいなことも良く

書いていますが、何はともあれ、まず

は歪みが少ないレンズ。

これは焦点距離と密接な関係にあり

ます。

広角になればなるほど、周辺が歪み

望遠になるほど、フラットな感じになり

ます。

 

被写界深度も広角は深く、望遠は

薄い。これはボケの得やすさに関係

します。ボケがキレイ、汚いはその

次です。

 

そして、画角と撮影距離。

 

レンズと被写体。 レンズと背景。

被写体と背景。このバランスが変わると

ボケ感が変化して見た目も大きく

変わります。

構図を作る時に影響大です。

 

同じ焦点距離のレンズなら、どれも
同じ場所から撮ったら同じか?と言うと

やはり違います。

そのレンズの最も得意とするバランス

のところが自分の趣向と合うと、「あ、

これ好きかも」って事になるワケです。

 

先に広角の場合ですが・・・

(Zeiss 25mm F2.8)

↑歪みが少ないと言われるレンズでも

顔をセンターから外すと、やはり

ちょっと特殊な効果を狙ったような

写りになります。

ペットなんかならいいのかもですが。汗

(MTちゃんスマン汗

↑同じレンズで顔をセンターに入れたもの。

このレンズは広角にしては背景との

分離がいいので、ボケが少ない割には

立体感があるようですが、背景と被写体

を別撮りしたようにも見えます。

ポートレイトでは扱いが難しそう。

 

(Ai Nikkor 35mm F1.4s)

35mmであれば、割と近距離

からの全身ショットでも歪みは

気になりません。

自分のレンズは古いタイプ

なので、コーティングも弱い

んじゃないか?と思いますが

コレが室内だと柔らかい、いい

描写になってくれるので好きで

使ってます。MFですが。汗

 

(Sigma 35mm F1.4 Artline)

実はわずかに歪んでいて、顔が

ふっくらした感じになっているの

ですが、嫌味が無いし、(言わなきゃ

わかんない汗

かえってかわいく写ってるので汗

これはヨシとしていますが、広角で

四隅に顔を持って来る時は顔の向

きや角度に気をつけて、歪みを感じ

させないようにしたいです。

この35mmは新しいだけあって、

比較的歪みが目立たない、使い

易いレンズだなぁ。と思っています。

 

広角系になれば開放でも被写界

深度はそこそこあるので、ボケが

得難くなります。

被写体と背景を離すか、背景が

ぼんやり解っても雰囲気にマッチ

したものを持って来るか。

撮影距離との兼ね合いで、特に

影響が大きく出るケースですね。

 

単に構図だけではなくて、レンズ

のこうした癖を掴めば、失敗

も減るかなぁ。と。

 

(Fujifilm X-T2 35mm F1.4)

35mmという焦点距離は変わりませんが

フルサイズ換算すると画角は約50mm。

ですが、このレンズは寄れるので、

背景を離せばAPS-Cでもボケは得るコト

ができます。因みにこの時の絞りはf1.8

 

そういうワケで、歪みが少なく、ボケの

得易い85mm~135mmのレンズがよく

使われるってコトかと思います。

中望遠系レンズ編は次回。ニコニコ