自分がやるのは主に、野外
でモデルさんと1対1の撮影です。
レフや照明などを助手ナシで
使うのって、気軽に使えないのが
たまにキズですが、1対1はお互い
納得いくまで撮れるのが強み。
撮影道具は一人で持って歩ける
だけの機材を持って行きます。
（それでも、試しにモデルの女の
子に持たせたら、重くて持てな
かった。
）
野外撮影だとギラギラ天気の
昼間よりは、午前の優しい光
とか、曇天の方が柔らかく光が
まわって撮り易いですが、ギラ
ギラ天気の日中は日陰など、光
をコントロールし易そうな場所を
選んで撮ります。
普通、順光で撮るのが一般的
かもですが、自分は半逆光や
逆光、斜光、サイド光も結構
好きです。
その方が、写真に変化があって
平面的な記念写真にはなりにくい
です。
そうなると、本当はコーティングの
効いたレンズが反射やゴーストに
強くていいのですが、使いたい
レンズはかならずしもそのアタリ
十分では無いので、フードとかハレ
切り、撮影角度でなんとかしてい
ます。
構図は気の趣くまま。ですが、
良く言われる、首切り、角出し
などはやはり気をつけては
います。
まぁ、そうなると撮ってる中で
違和感でるので、、仮にそうで
あっても違和感なきゃいいや。
って感じ。
そして、当たり前？ですが、
人の顔って左右対象ではあり
ませんので、どのアングルから
撮るとより魅力的かとか、は
その人それぞれ。その日の
髪型、化粧なんかによっても
変わります。
それと身体の向きなど。どの
向きのラインがイメージに合
っているか？
何がウィークポイントで、どう
したら目立たないかは押さえて
おきたいトコロです。
まぁ、このあたりは心のお師匠
の受け売りでもあるけど。
今の撮り方はあくまで、主役は
人物、その表情やしぐさやかもし
出す雰囲気であって、人物がアク
セントになっているイメージ写真
ではありません。
そう出来ているかどうか？はとも
かく、それが今のコンセプト。
これは割とフラットに光が回
ってる曇天日中の写真。
街中なんかですとデカいレフ
を拡げたり出来なかったりする
ので、髪で顔が暗くなったり、
目の下に強い影を作らないとか、
目にキャッチライトも入れたい。
と言う事で、ストロボは普通に
使用します。
ただし、直焚きだと、かなりキツ
く、硬い光になるので、拡散光で
使います。
背景はもうちょっと離してやるか、
オフストロボで当てる角度をかえ
たら変な影も出ません。
上の写真はちょっと影が出ちゃい
ました。
この時は、クールな美人ってコトで、
目線ストレート、カメラなんて知ら
ないワ。
って感じにしてもらいました。
雨の日や、雰囲気いいトコロが
あれば、スタジオではないただの
建物の中。なんてのもあります。
ストロボもレフも使えないような
トコロなら、窓の自然光や電球の
明かりを上手く使って、雰囲気
ある写真にした方がそれらしく
なる気がします。
このとき、ダイレクトな光よりは窓
ならカーテン越し。とか、電球も
周囲の反射が少し期待できるよう
な場所にモデルさんに立ってもらい
ます。
白っぽい壁だと色かぶりも変な
色にならなくていいです。
レフが使いたい～～～。とこういう
とき、いつも思います。
白い画用紙でもいいし、テーブル
クロスが白でもいい。ま、無いもの
ネダリ。
電球の真下に立たせたら、もっと
濃い影が出ますので、顔に出る影を
見ながら位置決めと身体の向きや、
顔の向きを動かして貰います。
このとき、面白おかしくコミュニケー
ション取りながらやると、モデルさん
の表情がこわばるコト無く自然な
表情が狙えるかな。と。
ある意味、撮影テクニックは二の次
で、モデルさんとどれだけコミュニケー
ション取れるか？が気に入った写真
になるかどうか？に影響大。
狙ってカッコつける時はモデルさん
に狙いを説明して、お互い理解しな
がらやるとやりやすいですね。
上の写真は暗がりでSS遅すぎて
実はブレたんですが、雰囲気は好き
なので自分的にはマルです。
窓が白く飛んでますが、そんな
の気にしません。
それよりも、このモデルさんの
場合はさっきまでは、知的カワ
イイ系。と勝手にイメージして撮
ってたのですが、ココでは一転、
メリハリつけてちょっとエキゾ
チックなイメージにしました。
光や影の加減で、同じ人物でも
違ったイメージに撮れるから
面白いですね。
さて、プロのモデルさんですと、
色んなポーズをしてバリエー
ション出してくれますが、自分が
今撮ってるのは、「素の女性」。
なので、そこで変に作ったポー
ズは邪魔。
普通の動作が結果ポーズに
なってればいい。
ですが、結構、手足の使い方
とか身体のひねり具合、顔の
角度など、細かく言ってるカモ。
自分でやってみせると、だいたい
モデルさんはみんな吹き出し
ます
。
真面目なんだけど、そんな変か
なぁ～。
上の写真だって、ポーズでは
なくて、髪をかきあげて貰った
一連の動作からのヒトコマ。
因みに、夜の撮影はモロ明かり
の使い方がいろいろ楽しめます。
上の写真は前からの照明だけ
では無く後ろからもLED照明を
当てています。
黒バックでも良かったんですが
ちょっと都会風にしたくて、街の
どっかで撮った。みたいにビル
の明かりだけを入れました。
それも、ビルの屋上の赤い
ランプは点滅してるので、点灯
するタイミングを狙って撮って
います。
体系だてて説明できるようなモノ
は持ち合わせてないので、思い
つくままに書いてみました。
コレが「正解」なんてのが無いの
で面白いんですよネ。