写真で広がる地域の輪 | 写真を「もっと」楽しもう!

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ライフワークは
耽美的ポートレート
で自分のイメージを
映像化。

その他、花撮影、スナップなんかをオールドレンズやフィルムカメラで
一味違う楽しみ方を写真とともに綴ります。



カワちゃんのサービスが悪かったので、今日はめずらしくカワセミはお休みですあせる


代わりに良く見かけるキセキレイ。

良く見ると明るい黄色が素敵なんですが、カワイク、綺麗に撮ってあげるのが

なかなか大変。チョコマカしてますから。汗

それと、背景のイイトコロやら、絵になるトコロになかなか来てくれない。(笑)

コレは背景の水がいい色で撮れました。^^


さて、野鳥を撮影しているとウォーキングなんかしている人や、散歩がてら

双眼鏡やカメラをぶら下げて歩いている方に良く会います。

中にはすっかり、顔馴染みになった方もいて、これが、またいろんな人が居て

面白い。普通の人が多いですが、変わり種も多くて、画家、作家、コピーライター、

有名な漫画書いてる人とか、リタイアした戦闘機パイロットに国の機密扱ってた

人とか・・・とにかくいろんな職業の人達。それだけでも、物語になりそうです。(笑)


で、そういう人たちがどんな写真が撮れるのか見たい。と言うので、いつも小さな

アルバムに写真を絵葉書にして数枚持っています。


他のカメラマンが居るときは、自分の写真を出すのは躊躇しますが、「写真見せて」

と来られるので、こっそり見せてます。(^_^;)


コチラはいつも大砲レンズ付けたカメラを複数ぶら下げ、ウロウロしていて、

ハタから見たら気味が悪い。とか、威圧感がある。とか変質者みたいに言われ

かねないのもあって、撮影中以外はそのように、出来るだけ愛想は良さそうに

しています。(笑)


巡回中のおまわりさんとは既に顔馴染みなので、流石に盗撮してるとは

疑われませんが、周りには家やマンションもあるので、超望遠持っているとあらぬ

疑いをかけられない様にしておく必要もあります。べーっだ!


絵葉書は・・・

最初は、野鳥が見たいけど、もう老眼で見えないと言うお年寄り。とか、すぐソコ

に居て、教えても、結局見つけられずに見れなかった。なんて、残念がる人や

親子連れに「この鳥が居たんですよ」とあげていたのですが、コレが一人歩きして

知らないウチにコンビニ、本屋さん、病院、学校、あげくの果てにはお寺にまで

飾られていたりします。あせる


ハガキサイズからカラーコピーで拡大して飾っているのが多く、画像はお世辞にも

綺麗とは言えません。

自分のハンドルネームしか入れていませんが、そんな写真にして飾られる

のは、自尊心が許さないので、4ツ切りとか半切に焼いてコンビニの店長にあるだけ

差し替えをお願いしました。(笑)

まぁ、向こうはとっても喜んでくれましたが。



コッチにしたら、ちょっとした出費。あせる


そしたら、今度は市役所の環境課からハガキサイズが欲しい。と頼まれ

何に使うのか?と思ったら、市民向けの環境教室かなんかのお土産にするらしい。

少し焼いて、これまたあげました。

次は、実費は貰わないと、毎回はシンドイ。


で、基本、鳥の写真は趣味なので、代金は頂かないのですが、フィールドに居ると、

写真を貰った人がお礼にと言って、いろんなモノを持って来て、頂くようになりました。


流石に、モノだとわざわざ持って来てくれたモノを持って帰って貰うのも

悪いので・・・夏場はトウモロコシとか自家製の梅干とか、スイカガーン

お菓子に海山物、先日はさる、ド偉い方から「越乃寒梅」一升とか。

米5kgなどなど。持って帰るのが大変になって来ました。あせる


中には違う写真が欲しい。とか、友達に見せて貰ったんだけど、自分も欲しい

とかで、一日で持ってた写真が無くなってしまうコトも。あんまり度が過ぎるのも

考えモノです。(^_^;)

周囲のカメラマンに見られたら、あんまりいい気はしないでしょうから。汗


毎回何か持って帰ると、家のモノには呆れられています・・・(^_^;)


ですが、撮影中にお弁当をコンビニに買いに行くと、オマケにお団子とか

頂いちゃうしで、その度に会話が付き物ですから、今まで知らなかった

地域の人と密接にもなって来ます。


自分は、ココに住んでまだ15年少しですが、それでも自分の知らない

地域のいろんな話が聞けるのも面白いし、撮影するにも助かる事が

あります。


例えば、役所の人からココから見える富士山を撮って欲しいと頼まれましたが

なかなかいい場所が無い。そうしたら、ある高層マンションの住人さんが

自宅のベランダから撮らせてあげる。と場所を提供してくれたり、地域の

祭りで変わったのがあるから撮りに来ないか?とか誘ってもらったり。

先日は地域に本拠を構える出版社から、地域の学校教材用に冊子を

出版するので、写真を数枚貸して欲しいとか、地元の本屋さんがカレンダー

作りたいとか。



まぁ、話は広がる広がるで、嬉しいやら恥ずかしいやら、でもまったく儲かりません。汗


市内の美術系専門学校の先生から、指導役?で呼ばれたりもしますが、本業が

忙しいし、休みの日はフィールドに張り付いて、好きなカワセミ追っかけていますから(^_^;)

なかなかソレも難しい。


断ってばかりも悪いので、何度かは撮影をガマンしてお邪魔しましたが、自分の

フィールドには他のカメラマンもカワセミを撮りに来ているので、そういうトコロへは

学生連れて行けないし、それに、標準レンズで撮影とかなので、野鳥を狙う必要も無く

苦手な普通の写真を学生と一緒に撮ったりしてますが、普通の写真なら学生の方が

よほどテクニックがあるし、時間にまかせて、いい写真を撮っているので、こちとら恥ずかしい

んだけど、最後は先生交えて写真の講評。叫びなんて柄にも無い事をしなきゃなりません。


ま、そんなコトしてると、普段フィールドに張り付いてても胡散臭がられないし、撮影中は

気も使って貰えるので、ヨシとしています。にひひ


とびきりスゴイ写真が撮れている訳ではないのですが、地域に密着した写真が

多い(単に遠出しないだけ(^_^;))と思われているので、それはそれで、これまた

ヨシです。にひひ



たまに、こんな風に大げさな表現の写真も作りますが、自分はあまり好きでは無い。
周囲の環境がモチーフに入っているような写真の方が好きだし、地域の人が、そういうの見て

「これ、あそこ?」なんて言って、地元の良さを再発見するいい機会にはなってるみたいなのは

嬉しいです。



こんな鳥が居るの~!?とか、「富士山、見えるよね~。でもこんな風に見えるトコロが

あるんだねぇ」なんて会話が聞こえてくると、ちょっとニマっとにひひしてしまうのです。


カワセミはサイコーなんですが、そんなこんなで、最近は地域の写真を撮るのも

面白く感じている今日、このごろです。ニコニコ