グルーを使用した
エクスてンション技術では
腫れや赤み、痒みなど
様々な症状が起こりえます。
まだ１度も経験したことない方でも
すでに数回経験した方でも
どんなメカニズムで起こるのか
解らない方もいらっしゃいますよね。
電話が鳴り
『朝起きたら目が腫れていて…』
なんてお電話がきたら
ドッキーン！と
一瞬で凍りつく緊張が
込み上げてくる気持ちは
痛いほどよくわかります。
勉強してみると
ますます難しいと感じる内容でして、
そもそもアレルギー自体
時代の進化に合わせて
今どれくらい存在しているのか
お医者さんにも解らないほどです。
一般的に
グルーで起こる皮膚トラブルには
接触皮膚炎と
アレルギー性接触皮膚炎の
２つに分けられています。
これはおそらく
殆どのテキストや教科書に
書かれている内容だと思いますが、
重要なことはここからです。
実はこの２つには
さほど大きな違いは発見されていません。
どういうことかと言うと
アレルギー性接触皮膚炎の過程でも
刺激性接触皮膚炎の過程でも
身体の中では同じタンパク質
しか発見されていないのです。
これを難しい言葉で
サイトカインと
呼ぶそうなのですが、
免疫システムの細胞から分泌される
タンパク質のことで
標的細胞は特定されない
情報伝達するものになります。
このサイトカインが
色々な機能に伝達をすることで
反応が起こるという仕組みになります。
これらの内容は
エクステンションをメインとした
実験ではないのですが、
皮膚を研究する方々で実験されており、
組織学的にも、免疫組織学的にも
それぞれに特異性のある差異は
発見されていません。
と、い・う・こ・と・は。
皮膚の上で起こっていること
自体は同じであり、
発現の違いだけになります。
大抵の場合、
使用したグルーに
アレルゲンが含まれるか、
刺激物質の濃度と種類に
よる違いになります。
簡単に言えば、
①グルー成分の何かにアレルギーを持っていた
②刺激の強いグルーの使用
③開封して数ヶ月経過して濃度が濃い
こんな感じでしょう。
（他にも複数考えられますが）
アレルギー性接触皮膚炎は①
刺激性接触皮膚炎は②
③はどちらも考えられる
そんなイメージでお考え下さい。
ここで私がよくいただく質問に
『見た目って同じなんですか？』
という内容があります。
これは何度か
過去にも書いた事がありますし、
エクステンションのスクールなどで
教えていただける内容の範囲だと思うので
知っている方も多いはず。
一概には言えないと思うのですが、
花粉症を含めるアレルギーって
目や鼻や喉はもちろんのこと、
ひどい方は皮膚にも影響が出ますよね。
食べ物のアレルギーでも
全身に蕁麻疹が出たりと、
接触した部位を超えて
反応がある場合が多いと思います。
エクスてンションで言えば
瞼を含めた目の周りが
パンパンに腫れるとか。
これらはアレルギーだと
考える方が自然だと思います。
（きちんとしたお医者さんの診断が必要！）
刺激性接触皮膚炎は
湿布などでかぶれてしまう方を
想像していただくと
わかりやすいですね。
湿布を貼った後、
貼った箇所（刺激となる箇所）と、
その極めて近い
周辺がぷくっと膨れて
痒みや赤みが出ます。
これらは薬品による接触皮膚炎と
考える方が自然だと思います。
（これもきちんとお医者さんの診断が必要！）
これに加え刺激性は
物理的な刺激でも
十分に起こり得るので
そこがアレルギーと異なる部分のようです。
で、何なの？
まさかここから自社のグルーの宣伝？
と思った方！
したいけど今回はしません！（笑）
これらは、他にどんな関係
（なってしまう方の特徴など）
色々研究して調べています。
そこで実際に解ってきたことは
グルーアレルギーで
３日間だけ腫れる方が多い理由や、
敏感肌との関係性など
沢山のことを発見しました。
これは長い記事となってしまうため、
数回に分けて書いていきましょう。
しかもランダムに
休み休み（笑）
（だって書くのも難しくて疲れるんですもの！）
とにかく、
本日のまとめは
①グルーで起こる炎症は
症状は違えどサイトカインは同じである。
②アレルギーの大まかな症状
③接触皮膚炎の大まかな症状
④他にも色々解ってきたよ！（最後が雑）の４点です！
ではまた！（元気がある時に！w）
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