新年度に向けて、保育園や学童保育、子供たちが家庭に代わって長く過ごすことになる施設の説明会シーズン。
そういうときに完全に後れを取ってしまうタイプな私ですが、参加されたママたちから聞く情報の中で、一つ、考えさせられることがありました。
あるママが参加した新設学童保育の説明会。
施設の方針として、「子どもの人格を尊重します」というお話があったそうです。
「子どもを尊重する」って、家庭での育児でも、幼児教育の世界でも、よく耳にする言葉です。
では、果たして私たちはどれだけ「尊重する」ということを理解できているのか。
尊重するということは、子供の話を聞いて、それを通してあげることなのか。
考えていたら、昨日紹介したりんごの木の愛子先生の記事がまさにそのことに触れていたので、2日連続ピックアップしちゃいます。
(以下、抜粋)
わたし思うの。「園は子どもが主役とか、子どもの心に寄りそうとか簡単に言うけど、あなたそれやってますぅ?」って(笑)。
「早く片付けて」って命令してないですか、ひどい時、「食べないとおうち帰れないよ」って脅すようなことをしていませんか。「子どもの人格を尊重する」ってお題目で言っているだけで、できているフリしていませんかって。
子どもに意見を聞いて、その子の言った通りにさせてあげることを「子どもを尊重すること」だと思っている人って、結構多いと思うの。でも実は、それだけじゃないのよね。
その子を尊重するっていうことは、見守り続けることだけをいうわけではないの。‘子どもの中途半端にキリをつけてあげる’ことも「子どもを尊重している」ことなのよ。こっちで遊びたい気持ちもあるけど、だらだら中途半端に「ママ、ママ」ってしている子を見守るのは、子どもを尊重しているわけじゃないのよ。‘決断できる力’を補助してあげられていないでしょう。わたしだったら、8割いけるなと思ったら、そこで「おいで!」ってしてあげるかしら。
(ここまで)
家庭での尊重と保育現場での尊重はまた少し違う要素もあると思います。
でも、「一人ひとりの子どもを尊重する」ということが土台であること、そしてそれは何でも聞き入れるという意味ではなくて、子どもが内側から自分が大事にされているという安心感のある環境が必要なこと、その本質は変わらないように思うのです。
冬休みが明けたと思ったら、また三連休ですね。
明日から長男とパパがスキーに行くので、ちびっ子二人と賑やかな連休になりそうです・・・苦笑
皆さまも素敵な連休をお過ごしください♪
ラサタ
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