こんばんは、白金高輪のお身体とお顔のケアサロンHanamuraです。
東京の緊急事態宣言が解除されました。
とは言え、感染症リスクが無くなったわけではなく、これからも今までと同じように自己管理をして生活していくことには変わりはないですね![]()
今日は医学博士・野溝明子先生のオンラインセミナー「免疫とCOVID-19を考える」を受講。
セラピストのための解剖学書「セラピストなら知っておきたい解剖生理学」の著者であり、私もサロンで提供しているアロマセラピーのオイルトリートメントの手技”エフェクティブタッチ(R)”の本「エフルラージュの教科書 〜解剖学に基づく柔らかい軽擦法で“驚き"の効果! 〜」の監修もされている先生です。
外国語も堪能なので(現在ポルトガル語も勉強されているとか...)、新型コロナウイルスとそれによる病態(SARS-CoV-2 / COVID-19)の情報サイトネクストレイン等の海外の情報も常にチェックされ、膨大な情報から今考え得る全てのトピックを網羅してくれたセミナーでした![]()
盛り沢山で、直ぐに誰かにシェアしたい!という気持ちも山々なのですが、避けようがないことを書いてイタズラに恐怖心を煽るのではなく、感染予防の為の基礎的な知識「今の環境でどうしたら良いか・どのように気を付けることが出来るか」を対策としてシェアするのが適切かな、と思っています。
でも、実際に書き始めると結局長文・・・(なんてこった
)
***情報は毎日更新されますので、2020年5月26日現在のこととして捉えていただき、最新の情報はお調べいただければと思います***
今日のセミナーでは、先ず、新型コロナウイルスのウイルス名(SARS-CoV-2 サーズ・コーヴィ・ツー)とそれにより引き起こされる病態(COVID-19 コヴィッド・ナインティーン)という、基礎的な名前の定義から始まり、そもそもウイルスとは何かということからお話しいただきました。
ご存知の方も多いと思いますが、ウイルスは生物ではなく、宿主(しゅくしゅ=Host)の細胞内でなければ増殖が出来ません。
また、1本鎖か2本鎖の核酸(DNAかRNA)で構成され、RNAの方が(DNAよりも)また、1本鎖の方が(2本鎖よりも)変異が早いです。
また、カプシドというタンパク質の殻で覆われており、種類によってはエンベロープ(脂質二重層)に包まれています。
新型コロナウイルス=SARS-CoV-2 (サーズ・コーヴィ・ツー)は、1本鎖のRNAエンベロープありのウイルスなので、変異しやすいです(遺伝子型は現在数種ある)。
でも、エンベロープは石鹸や普通の洗剤(界面活性剤)で壊れやすいです。
そして、エンベロープがないと感染力はありませんから、しっかり石鹸や洗剤で洗うことが大切です。
→ノロウイルスやロタウイルス、エンテロウイルスなどはエンベロープが無いので大変!石鹸ではウイルスが壊れてくれません。
エンベロープには”スパイク”という突起が付いていて、それが、細胞の受容体「ACE2」にくっ付くことが出来るのです。
血圧調整をする働きがある受容体です。
女性より男性に多く、喫煙や心疾患、高血圧、慢性閉塞性肺疾患等で増えてしまいます(男性の方がリスクが多いと言われるのはこの為)。
肺、気管支、心臓、血管、小腸、結腸、肝臓、鼻腔、腎臓、精巣など
*ここでポイント!
→口よりも鼻に「ACE2」が多く、ウイルスが増殖しやすい!(鼻うがいも有効)
ウイルスそのものとウイルスが作るタンパク質による臓器の障害もありますが、今注目されていて圧倒的に多いのが、”過剰な免疫反応で重症化し身体が害を受ける”というもの。
これを、「サイトカインストーム」(=全身性の炎症反応、敗血症など)と呼びます。
免疫が暴走して、リンパ球の親分的存在(司令塔)の「ヘルパーT細胞」が指令を出しサイトカインを出し過ぎちゃうのです。
この暴走が重症、重篤への道となります。
例えば、「ACE2」が多い血管内皮の炎症で血栓症のリスクが増大します。
その過程は以下です。
新型コロナウイルスにより免疫が暴走
→ 血管の内皮細胞が炎症により壊れる
→(修復しようとする為)血液が凝固する=血栓が出来る
→ 血栓が飛んでしまうこともある
→ 心筋梗塞、脳梗塞、深部静脈血栓(エコノミークラス症候群)、肺塞栓など![]()
このことは、肥満、糖尿病、高血圧の人の重症化リスクが高い理由でもあります。
内臓脂肪型の人が特に危険である理由は、内臓脂肪はサイトカインを出して血管を傷めてしまうのです。
このように見てくると、重症化しそうかどうかの判断をしっかり見極める必要があります。
また、重症例で知らないと見極められない以下の症状も教えていただきました。
・無症候性低酸素症(息切れや呼吸困難なし)
→症状が無くても呼吸が速くなっていないかをチェック(頻呼吸)。
若ければSpO2(パルスオキシメーター)が95以下だと低い。
高齢者の場合は70でも本人が大丈夫そうだったりもするので、常に普段の呼吸数をチェックしておくことも大事。
→唇や爪が青くなっていないか?も指標となる。
・無症状でもX線やCTで肺にスリガラス影があると陽性かもしれない。
・発熱に関しては、37.5度で4日間というのでは意味がない!
高齢者の方で平熱が35度だったら、36度で既に辛い場合も。
また、10%の人は発熱がないのです。
そして、
抗体?免疫?とこんがらがっていた頭が整理出来ました![]()
・先ず、免疫には以下の2つがある。
「自然免疫innate immune」
「獲得免疫adaptive immune(特異的生体防御)」
「獲得免疫」は更に「細胞性免疫」と「液性免疫」があり、「抗体」は「液性免疫」のこと。
でも、抗体は細胞の外にあるウイルスしか攻撃できないので、一旦ウイルスが細胞に入ってしまったらアウトなのです・・・
ウイルスと戦うのは「細胞性免疫」がメインとなり、これが、ウイルス感染細胞へ攻撃することが出来るんです!
ここで登場するのが、リンパ球の親分(司令塔)のヘルパーT細胞!(また登場
)
アポトーシス(細胞の自死。生体に迷惑をかけないように死ぬこと)を誘導して、ウイルス感染した細胞が壊れることなくウイルスを閉じ込めて死ぬようにします。
実際に、新型コロナウイルスの抗体は感染しても「抗体」が出来ない場合もあるので(抗体が発動しなくても細胞性免疫で倒せるから)、話題になっている「免疫パスポート」はできません(by WHO)というのは本当のこと。
一方、新型コロナウイルスの「細胞性免疫」は?と言えば、まだ新しいので調べるのは難しいですが、アメリカやドイツで治癒した人の研究が行われ、全員のヘルパーT細胞が新型コロナウイルスのスパイクタンパク質(ウイルスのエンベロープにある突起)に反応。
また、70%に、新型コロナウイルスを標的にするヘルパーT細胞があったそうです!
また、感染者の血液サンプル(2018年以前の研究:まだ新型コロナウイルスが無い時)でも、34%に新型コロナウイルスに反応するヘルパーT細胞があったそうで、普通の風邪を引き起こすヒトコロナウイルスで獲得された免疫が反応したのかもしれない?と言われています![]()
本当に興味深いですね…
自分にもこの免疫があるかも?という希望もありますが、油断することなく用心を続けていきます![]()
なんだかんだ長くなりましたが、やっぱり自分の免疫力を上げて、戦える体を作ることが大切。
不確かなことへの希望ではなく、できることから実践ですね![]()
・精神的ストレスを溜めない
→ストレスは免疫を弱める。
・よく笑う![]()
→笑うと炎症性サイトカインが減ります
・激しい運動は避ける
→免疫が下がるそう
・ダイエットはゆるやかに
→急激なダイエットはNo!糖新生によるタンパク質の破壊と免疫低下
・こまめなお掃除
→ダニが出す酵素(プロテアーゼ)が、約100倍感染しやすくする
・抗酸化食品と血液サラサラ食品
→ルイボスティーとかも良いかも!
・活性酸素を増やさない
→活性酸素は血管の細胞の壁を傷つけて、炎症起こしてしまいます。
・ビタミンDが大切というが、サプリで摂らず日光浴で!
→脂溶性なので過剰摂取は危険。高カルシウム血症の危険があるので低容量で。
とにかく、
栄養・水分・睡眠・適度な運動・・・
ですね!
新型コロナウイルスはどれだけ生きるのか?
(生物じゃないので、この表現も変かな...
)
プラスチックやステンレスの上では最長7日生存できてしまいます。
銅の上ではなんと4時間くらいで死んでしまうのだとか![]()
紙やティッシュペーパーも3時間ほど
ボール紙は1日(なので、宅配便が届いたら、1日放っておけば良いですね)
木や布は2日ほどですが、1日でかなり減るそうです。
紙幣やガラスも4日ほどなので、やっぱりお札は気をつけたいですね。
サージカルマスクには7日も・・・
不織布のマスクは洗ったりすると構造自体が壊れてしまうので、洗うのはオススメ出来ず、使い回すのであれば1週間ほど放置というのが良いそうです。
(今はだいぶマスクも市場に出回ってきているから大丈夫かな?)
消毒に関しては、今では界面活性剤入りの普通の洗剤でも効果があることがわかってきましたね![]()
経産省でもジョイ、バスマジックリン等の商品名を上げていますし、消毒用エタノールや家庭用漂白剤やハンドソープの希釈以外にも、基本的にウイルスには効かないと思われていたものも新型コロナウイルスには効果ありというものに以下のものがあります。(野溝先生調べ)
・ポビドンヨード(7.5%)・・・うがい薬など
・クロロキシレノール(0.05%)・・・抗菌石鹸や抗菌シャンプーなど
・ベンザルコニウム塩化物液(0.1%)・・・逆性石鹸、ノンアルコールの除菌ウェットティッシュなど/基本的にウイルスに効果ないが…
というように、除菌ウェットティッシュもわざわざアルコールじゃなきゃいけないわけではないので、手荒れしてしまっている人は特にノンアルコールの除菌ウェットティッシュや石鹸での手洗いをすることで神経質になりすぎないように出来ればと。
温度でどのくらい生きるか・・・
4度:高い安定性があるそう;
22度:~14日
37度:~2日
56度:~1時間
70度:~5分
サロンではタオル等を温めるタオルウォーマーが高温なのでオシボリも安心してお出し出来ます![]()
また、布類に関しては界面活性剤入り洗剤で洗濯すればウイルスは死ぬので、洗濯の温度はそんなに神経質にならないでも大丈夫なようです。
湿度に関してが少しトリッキーで、低くても高くても活性してしまう…で、50%程だと弱まるのだとか。
夏はかなり高くなるので、除湿機やサーキュレーター等で安全な部屋の環境を作らなくては(早速、サーキュレーターはアマゾンで以下のをポチりました)。
改めて、感染予防のための基礎知識
飛沫感染の場合、水しぶきが届かないことが重要。
そこで、2mというソーシャルディスタンスが取られるわけですが、咳やくしゃみは8mくらい飛ぶので注意すべし!
また、どんなに人との間を開けていても、食べ物や飲み物が間にあって飛沫がかかる可能性もあるのでそこは注意。
ただ、蒸発して”飛沫核”になれば感染力はないそうです。
(はしかや結核は飛沫核にも感染力があるので、同じ部屋にいたらアウトです)
飛沫感染を防ぐ工夫は、
・扇風機やサーキュレーターの使用
・空気清浄機は、汚染された空気の進路に自分がいるようだとあまり良くないとのこと。
また、子供→子供、子供→大人という感染は非常に少ないんだそうです。
なので、子供達がマスクしないで遊んでいても、キーッとならずに大らかに見守りましょう![]()
接触感染の予防の原則!ウイルスの侵入は目・鼻・口!
(先ほども書きましたが、鼻うがいも良さそう)
接触感染を防ぐ工夫は、
・食べる前に手を洗う
・首から上に触らない(触れるときはその前後に手を洗う)
・目からも感染するので眼鏡をかける
(糞口感染はどうか?・・・治った感染者の便には1ヶ月間はPCR検査で残っている可能性があるが、それは、ウイルスのかけらがわかるだけ。感染力があるかどうかは培養してみないとわからないそうです)
***
まだまだ色んな情報をいただきましたが、私自身がしっかりと理解して咀嚼していきたいと思います![]()
メディアに踊らされることなく能動的に情報を集めていくことの大切さも感じ、本当に貴重な情報をいただけたことに、野溝先生や主催してくださった小澤先生に本当に本当に感謝です![]()
緊急事態宣言が解除されても、感染症対策の手を緩めることなく、お客様に安心して安全にサロンにお越しいただけるように努めてまいりますので、どうぞよろしくお願いいたします![]()
長文をお読みいただき、ありがとうございました!
少しでも読んでいただいた方のお役に立てたら嬉しいです。
昨日と今日の配信動画も貼り付けまーす。
ぜひご覧くださいね![]()
第13回お家や会社で筋膜体操(呼吸筋の緊張を緩める:立位or座位)
・・・深い呼吸筋の緊張を緩めるストレッチです。いつものストレッチと呼吸法が異なりますが、このおかげか?慢性的な背中の痛みが緩和しています。
第14回お家や会社で筋膜体操(立位→椅子へ:背骨をひねって血流アップ)
・・・全身の血流の鍵となる背骨に絡みつく椎骨静脈叢(そう)。背骨をひねることで開放して、全身の血流を向上させる体操です。
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