高校生のころ、何かのはずみで、ホームルームのテーマが、心はあるか、になりました。
クラスメイトのほとんどが、心は在ると考えていました。どこにあるかという問いかけには、やはりほとんどの人が、頭と考えていた。脳みそと考えていた。ところが、いつもちょっと変わった考えをするS君は、心は胸にある、と言いました。好きな人とすれ違う時、胸がドキドキするからだそうです。なるほど
夏目漱石の「吾輩は猫である」、いつも、トイレに置いてあり、もう十年単位で、毎日のようにぱらぱら読んでおります。この中に、苦沙弥先生の親友、迷亭くんの、静岡から東京に出てきた叔父、明治になってもまげを結い、鉄扇を持ち歩くラストサムライが登場します。この方の吟ずる沢庵禅師の不動智神妙録には「心をどこに置こうぞ。敵の身の働きに心を置けば、敵の身の働きに心を取らるるなり。敵の太刀に心を置けば、敵の太刀に心を取らるるなり、、、、とかく心の置き所はないとある」とあります。なるほど、修業を積めば、心というものは、自分で置き場所を自在に決めることが出来るわけです。
脳みそに心があるとしたら、心は脳みその中のどこなのか、一生懸命研究が進んでいるそうです。でも、今のところ、心はここ、という部位はわからない
この持論では、心は、脳みそとしっかりつながってはいるけども、脳みその中にあるものではない、とします。
「ちいさき波」で構成される心は、脳みそだけではなく、体中とつながっている。でも、メインは脳みそとつながっている。脳みそは、体中の情報を集めた、情報センター。
ハブであり、そこに、たとえて言うなら、USBコネクターのの差込口がある、という感じ
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