続き
つまり、全く認識できないけど、自分の周りにも、なかにも、とにかくびっしりと、素粒子 小さな粒
小さくて小さくて、そこにあることがわからない「ちいさきもの」、詰まっているという仮定
ここでひとつ、重力について考える
アイザック・ニュートンは、リンゴが木から落ちるのを見て、重力を「発見」した
厳密に言えば、、重力という働きがあるのを、発見した
では、重力を及ぼすもの、つまり、地球とリンゴが引っ張り合う、「ひも」の役目をする物質は何?
地球と太陽が引っ張り合うように結び付けている「ひも」は何?
これはまだ、よくわからない
アイザック・ニュートンが発見したのは、「重力」という力が、働いている、という事実
その力は、「何によって」働くのか、わかっていない
話を基にもどすと、宇宙空間にも、この「ちいさきもの」がびっしりと詰まっていて、その詰まっているものを媒介として、重力が働くんではないかと考える
宇宙空間にほとんど何も存在しない、ならば、地球と太陽は、互いに引っ張り合うことは、絶対できない、と思いませんか?
いったん、重力について考えるのはやめて、話をまた元に戻します
「ちいさきもの」は、どれだけ小さいのか、改めて、イメージしてゆきます
最初にイメージしてほしいのは、まず、自分が細胞でできていること
中学生の時に見た細胞の、箱のような中に、ミトコンドリアなんかがあるところ、をイメージ
さらにぐーっと顕微鏡の倍率を上げると、細胞は、大体において、炭素と水素から成るタンパク質で、できていること 高校の科学で習う、Cの周りに四本てがてて、Hがくっついているようなやつ
さらにさらにグーッとクローズアップすると、その炭素も水素も、原子核と電子で出来ている
真ん中に球があって、周りを、eと書かれた粒が飛び回っているやつ あれ、なんだか、地球と月の関係に似てますね まぁいいや
で、さらにクローズアップして、原子核 例えば、炭素の場合、6個の陽子と6個の中性子、同じ大きさの12個の粒が、まぁなんというか、寄り集まっていることにする
ところが、その粒の中も、すかすか、だと思ってください
で、スカスカなんだけど、その中に、細かい細かーい「つぶ」がびっしり詰まってる
これが「ちいさきもの」
便宜上、透明の粒だと仮定します
電子なんかよりも、もっともっとずーっと小さい
そのまま、ひいてゆく
原子核から
電子がまわりを飛ぶ原子に
原子から
原子がくっついて大きくなった分子に
透明な「ちいさきもの」、あるのにもうほとんど、見えない、感じられない
分子がくっついて、細胞に
細胞がくっついて体に
体は地球の上にあり、
地球は太陽の周りを回る
こうなると、もう「ちいさきもの」なんて、ないに等しい
でも、すべての空間にびっしり詰まってる
つまり、すぐそこに、自分の周りどころか、自分の中にもびっしり詰まってる
でも、認識できない
色即是空、空即是色
で、この「ちいさきもの」が、魂を形成している、という仮定の話です
やっと、序章が終了