僕は、自他共に認める無神経なオトコです。バンドメンバーに対しては特に顕著で、そのせいで過去何度ボーカルの怒りの導火線に火をつけたかわかりません。
仕事でも然り。施設長や主任が忙しかったりしてナイーブなときを狙いすましたかのようにミスの報告という爆撃をかまします。エースストライカーです。
多分、飼っていた小鳥のピーちゃんが死んじゃって泣いている女の子がいたら、「元気だせよ、焼き鳥でもおごるぜ。」とかぬかすんでしょう。

そして今日、わたくし歯の神経をぶっこ抜いて、名実ともに無神経なオトコになりました。超怖かった。
以前治療をしたところだったんですが、被せ物の下で着々と虫歯帝国はその領土を拡大していたようで、いつのまにか僕の奥歯の一本は焦土と化していたようです。
虫歯帝国の侵攻が進みすぎて、神経が死ぬどころか、腐ってたらしいですからね。
「うわ、アナタ根っこが腐ってますね。」とか、なんかものすごい悪口を言われてるような気になりながら治療しました。

何とか治療も終わったんですが、あり得ないくらい冷や汗かきました。全身べちゃべちゃ。どんだけ怖かったんだ。
でも、全く痛みは感じない治療でした。医学の進歩ってすごい。先生の「根っこが腐ってますね」発言の方がよっぽど痛かった。

治療の素晴らしさにプロフェッショナルを感じましたが、もう行きたくない。前回の日記で、プロフェッショナルとは、相手に次もお願いしたい!って思わせてナンボだ、みたいなことを書きましたが、すまん、ありゃ嘘だ。そもそも次を作りたくない。前回の日記、ちょっと無神経でした。
「プロフェッショナル」って言葉に、すごく敏感です。大学時にプロのドラマーになりたいと思って大学を辞めて、音楽の学校に行くことにしてから。
そういえば退学届に印鑑もらいに教授の研究室行ったとき、「ほんとにいいのか?ちゃんと考えてのことだね?」とかは何にも言わず、「いや~、若い!若いねぇ!君最高!いーよいーよ!ゲハハハ!」としか言わなかったな、教授のヤロウめ。

漠然と「プロ」というものを考えていた当時の僕でしたが、本格的に音楽を勉強し、今も楽器の腕ひとつで食ってるドラムの師匠を真近でみて、「プロ」とはなんぞや、といったところが固まっていきました。

プロっていうのは、「つねに相手の期待以上の結果を出し続ける人である」っていうのが僕のプロフェッショナル観。

お金をもらってるかどうか、じゃないんですよ。「次もこの人の演奏を聴きたい!次もこの人に依頼したい!」って思ってもらったら、僕はそれがプロの仕事をこなしたことになると思うんです。そこまでいってなかったら、お金をもらっていてもプロじゃない。一回のお駄賃で終わりのガキの使いだ。

まぁ、そんな哲学を持ちつつも今のところはまだロクに仕事をこなせてないボンクラですが。失敗ばかりでやんなっちゃう。多分、まわりの人はもっとやんなっちゃう。このギャップにやられちゃう女の子、待ってます。

また、何気ない時にプロの顔を覗かせるってたまんなくかっこいいと思うんですよね。
別に音楽に限ったことじゃありません。

僕の父はずーっと銀行勤め。ミュージシャンにとっての五線譜、サッカー選手にとってのサッカーボールのようにお金に真摯に向き合ってきた人です。「おカネは友達!」とかキャプテン翼みたく言い放っても恐らく説得力を感じるくらいに、その仕事一筋の人です。実際にそんなこと言ってたら、真剣に離縁を検討しますが。
何故この父の息子がこんなドンブリ勘定が服着て歩いてるような人間に育ったのか、理解に苦しみます。

父の趣味は多彩で、油絵•水彩画やったり、ピアノ弾いたり、文学に浸かったり、宇宙大好きだったり、おっさん臭くて嫌だからと言ってうどんじゃなくてパスタ作ったり。僕に似て趣味へのお金の使い方は半端ではなく、母と結婚したときは、志賀直哉の全集を買っちゃったからガチで貯金が数千円しかなかったそうです。
そんな結構右脳派な一面もみせる父。多分そっちのDNAばっかり僕にきたんだな。そんでもって、出来るオトコのDNAは弟用にとっておいたと。む、納得。ふざけんな。

大事故になるレベルで話が脱線しましたが、そんな父なだけあって、手堅く先を予測して備える力が凄まじいんですよ。僕が学校を卒業して1人暮らしを始めるときなんか、当の本人がロクに準備せずにネットでイームズの家具見てニヤニヤしてるときにせっせと後ろで家賃やら公共料金やら計算して、
「月に概算でこれだけかかるから、収入は最低でこれだけ必要。これを満たせる職につけ。」
これですからね。憧れの1人暮らし、気分はPerfumeのワンルームディスコだった僕は水をさされてブチ切れましたが、それでも父のプロフェッショナルな姿を垣間見て、すげぇ、かっこいい!って思ったものです。

結局何が言いたいかというと、今ほどプロとアマの境があいまいになっている状況って、なかなかないと思うんですよ。だからこそ、音楽にしろ仕事にしろ、プロフェッショナルになるってことを肝に命じていきたいんです。

AKB48とか、完全にアマだけの烏合の衆って印象です。ちょこちょこスキャンダルがでてきたり、そんなのアカン。プロフェッショナルなアイドルだったら、「AKB48はトイレに行かない。排泄器官がない。」ってくらいは思わせて欲しい。あ、篠田麻里子はトイレに行きません。排泄器官がないから、行く必要がありません。

残業終わってトコトコ歩きながら、そんなことを考えていました。
iPhoneからの投稿

こないだ言われて気づいた。僕、意外とロマンチスト。


今は音楽での成功と自分の事務所を持つことをめざしてる。

受験時に行きたかった学部は、心理学、航空宇宙、史学。

その前はウルトラマンになりたかった。


でも、フィクションやファンタジーはあんまり興味がないんですよ。読む本とか、ノンフィクションばっか。

あ、「ココ、お話しよう」はマジおすすめ。

ゴリラに人間の言葉を教えてコミュニケーションをとることに成功した研究者の記録。


思うに、ファンタジーとかフィクションって、夢いっぱい、心躍るワクワクのお話だと思うんですけど、

それって、現実のほうがはるかにすごいと思うんですよね。


フィクションなんて、所詮人間の想像したもの。現実って人間の想像のはるか先をいくんだぜ。


想像できますか?今7000000000人いる人間って、アフリカにいた、たった一人から始まったんですよ。


想像できますか?鉄を自分のからとして作り出して身にまとう貝がいるんですよ?


想像できますか?3億kmかなたの宇宙で通信が途絶え、エンジンが壊れ、それでも地球に帰ってきた探査機があったんですよ。


想像できますか?エレベーターで宇宙まで人間を運ぶ計画が考えられてるんですよ。


「ロマンあふれるファンタジー」とかいうけど、そんなのロマン違う。現実を見つめて、未知の領域に挑戦していく。

それだけが僕にとってのロマンです。手をのばせば、多分届くのがいいんですよ。


ん、でも歯が痛い今だけはファンタジーにすがりたい。ミッキーとかが持ってそうな魔法の杖で、ぺペッと治して欲しい。歯医者コワイ。