今回のケースは原因不明の音です。これはアパートのどこからか聞こえてくる バイブレーションのような震音です。お客様であるアパートの最上階に住まわれていた方である日、お電話を頂戴しました。内容はどうも壁を通して何か震音がする、その音が夜もうるさくて眠れないという苦情でした。
音というのは心地よい音であれば害にはなりませんが原因不明な音はとても耳障りで、ストレスにもなります。特に就寝中の音は寝不足にもなり仕事や勉強の妨げになります。
通常私が勤めていたところでは よほどのことか、またはそのお客様が VIP でない限りこちらからわざわざ出向いて対処するということはありません。ほぼ電話で済ませなさいというのが鉄則でした。 では電話でこのような原因不明の音の対処ができるでしょうか?
私はお客様からの事情をよく聞いてメモに取り、マネージャーの許可を得て1度だけ出向くことになりました。日中は他の音と混じってあまり音が聞こえません。やはりどうしても夜の方が音が響くようです。 そのお客様もご自身なりにいろいろと探求して原因を追究されようとしていました。私を連れて行ってくださったのが屋上でした。屋上には、そのユニットの真上に空調機(その階の全てのユニットの)が備え付けられていました。私がインスペクションしたところ、どうも空調機をそのまま地面に置いていて、黒いパイプが古くて破けていました。おそらく空調機を地面に時下においているということが問題を引き起こしていると確信しました。
さて確信はしたものの、なんとそのアパートの管理人がいい加減なこと、私は今までDeal してきた管理人の中でその人が一番ひどかったのではないかと思います。 アラームが鳴って消防署員が駆けつけたときに従来ならば管理人が玄関を開けるべきが彼はいなかったのです。消防署員がかけつけたその15分後にやっとかけつけてきたというのです。とても信じられない話です。 お客様の音のケースを伝えましたが、ぜんぜん取り合ってくれる気配もなくそんなの大きな問題ではないとまで言っています。とにかく彼をつかまえるのが大変です。何度、何度電話しても伝言を残しても同じことです。
そこは管理会社がいて、ウェスト方面で何軒もアパートを持っている大手です。マネージャーに掛け合っても無駄だということがわかり、私とお客様でその管理会社に話しをしに行きましたが、なんとも反対に担当の すごいおばさんに怒鳴られて、そんなケースはマネージャーを通すのよ、帰りなさいと大声で怒鳴られてしまいました。すみませんの一言もなく、マネージャーを通せ、さもなければ出て行けです。
私もお客様も本当に何が怒ったのか分からず 呆然としていました。信じられない光景を目のあたりにしてこれが本当のアメリカかと思ってしまったほどです。
結局 マネージャーをなんとか説得し、他の部屋に移るか 或いは 途中解約なしで他のところに移動させてくれとリクエストしましたがなかなか交渉が進みませんでしたが最終的にスムーズに他のアパートに移ることができました。その移動先を私が見つけたのですが、お客様からは本当に良いところに移れて良かったとおっしゃって頂き本当にほっとしました。
嫌な思い出ばかり抱えて日本に帰国されるよりも やはり楽しい思い出を持って帰国して欲しいと思います。一般的なサービスは誰でもできるのです、肝心なことはいったいお客様が本当に困った時に何をして差し上げることができるかです。
私はいつも帰国されたお客様のことを懐かしく思います。特に問題があってそれを克服して最終的にハッピーな滞在ができた方に関してはとても感慨な思いがあります。