紙動画の時は、仕上げや撮影に渡されるファイルについてはあまり気にすることはなかったと思いますが、デジタル動画が増え、それまで仕上げさんがどういうフォルダ/ファイルを作って撮影さんに渡してたかを知っておく必要があると思うので、それについて追記します。
デジタル動画では、仕上げさんに渡すデータとしてセルファイルを書き出して渡すことが多いです。
(稀にclipファイルなどの作業データのみを渡して、動検時に書き出すケースもありますが)
動画/仕上げ注意事項に合わせてレイアウト、タイムシート、セルフォルダなどに分けて書き出します。
ほとんどの作品ではAterEffects(以下AE)というソフトで撮影作業が行われてます。
AEでの撮影では、Aセルの1、2が欠番で、3以降のセルしかフォルダに入ってない場合、タイムシート通りに「3」と入力すると、そのフォルダの中の3番目の絵が登録されるので「5」の絵が登録されてしまうそうです。
なので、「セル番号」と「何枚目の絵なのか」を合わせるため、欠番のファイルも作るそうです。
動画では3以降しか描かなくても、仕上げ以降に渡すデータには欠番となった1、2のセルファイルも作成します。
紙動画の頃は仕上げさんがそういう欠番のファイルを作ってくれてましたが、デジタル動画が増えて、動画職もそういう知識を持つべき時代になってきました。
3以降しか動画作業してなくても、何も書かれてない白紙の1、2のセルファイルを作ってください。