紙での動画作業では、「タップ穴の右側に動画番号を書く」のが基本でした。
デジタル動画になると、「ファイル名=動画番号なのだから画像に動画番号を書く必要はない」という意見もありますが、合成やクミ線の確認の時に下にあるセルが何なのかわかりやすいので、面倒に思えますが書いた方が効率的です。
そのため、「動画番号位置」というレイヤーを入れてます。
動画番号を描くときの位置参考です。
絵の近くに書いてしまうと、全体の動きを確認する時に動画番号が邪魔になったり、間違えて実線や色トレスのレイヤーに書いてしまうと仕上さんが困ることになるので、そういう事故を防ぐためにも、フレーム外に書くのが良いでしょう。
(作品によって、動画番号を書くレイヤーを指定されてることもありますが、基本的には影塗同様「下描きレイヤー」が良いです。)
紙ではタップの右横に書いてましたが、デジタル動画でそれをすると全てのセルで同じ位置に書かれてしまい見づらいので、こんな風にずらして書くための位置参考の枠です。
なくてもいいけど、CセルとかDセルあたりになると枠無しで同じ場所に書くのは難しいので。