硬質、軟質、アーテレーズ、色々な色鉛筆でスキャンしてみました。
ついでに、消しゴムで消した跡がどの程度出るのかも。
左側のAIR IN HARD は普段使いの消しゴムで消したもの。
右側のCP10やPURE SLIMはいずれも色鉛筆がよく消えると言われる消しゴムで頑張って消したもの。
HB,B,2Bに関しては、消しゴムは使ってません。(基本的に、どの消しゴムでも消えるので)

これを、2値トレース設定でall 100で2値化してみたもの。
↓

緑系は「きみどり」より「えめらるど」の方が良いと聞いていたのに、この通り、「きみどり」の方がくっきり出てます。
ただ、「きみどり」で細い線を描くのは難しいので、もともと太めになってるせいもあるかも。
「えめらるど」もそれなりの太さですが。
でも、「黒く出るから使ってほしくない」と言われていた「硬質黄緑」が、「えめらるど」より綺麗に出てるのが衝撃でした。
ええ~~??
それなら硬質黄緑を使いたい…。
次は、とりあえず頑張って、すべての色を出せるような数値にしてみました。
黒:96、赤:116、青:123、緑:112です。↓

出にくい色に合わせてしまうと、もともと出やすい色は、消しゴムで消した部分も出やすいのですね。
この、「えめらるどよりも硬質黄緑の方が綺麗に出る」という現象は、スキャンの性能や癖の影響なんでしょうか。
会社によって「硬質黄緑で」というところがあるのは、この実験でわかりましたが、硬質黄緑の方が黒くでるのは、どういう状況なのか知りたいところです。
ただ、確実に言えるのは、使っていい色だとしても、緑系で「えめらるど」と「きみどり」など、ちがう色を同時に使ってはいけない、ということ。
出にくい方に合わせたら、もう一方の色が太く出過ぎてしまいますから。
赤や青系はそこまでの差はないけど、混ぜて使わないよう気をつけましょう。
複数人で分けて作業するときなど、特に。
ちなみに、この実験に使ったスキャンは、EPSON Offirio ES-7000Hです。