何なんだあの女!
挨拶もなく失敬な!!!
余は我が国民に聞いてみた。
きゃつは北方の部族の女で、
この辺りではかなり有名のようだ!
たびたび、あぁやって来ては、
獣や魔物を退治し、
それらを持ち帰ってるようだ。
野蛮な狩猟民族といったところか!
あぁいう輩は武力はあるが頭が足りん!
余の威光と多少の金で手なずけてやる!
余は案内の者を引き連れ、北へ向かった。
案内の者はここからがマニトゥルだと言って、
どこかへ行ってしまった。
何たる脆弱!
我が国民にあの様な者はいらぬ!
余が数人の忠臣とともに
山岳地帯を進むと…
いつの間にか人に囲まれた。
「去れ!」
「これよりはマニトゥルの地ぞ!」
崖の上で蛮族が吠えておるわ!
「みんな引きなさい!」
女の声が響き、
向こうから馬に乗って、
あの女がこっちにやってきた。
(つづけ)

