次男君と長男君について | 素人パパの少年サッカー徒然草

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サッカー素人パパが気の向くまま思いつくままに、次男の少年サッカーについて書き綴ります。
同年代の少年サッカーに関わる親御さんたちと情報交換できたら嬉しいです。

 

 

長男君

 

 次男君は小学校での運動能力は高いようで徒競走、リレーと活躍している。ただ長男君に比べると見劣りするものがある。

 現在、中学生の長男君はサッカーはやっておらず、ある個人競技のスポーツをやっている。小さい頃から長男君を見てきたが、基本的な走力、スピードや持久力はもちろんだが、特にバランス感覚が見事なもので自転車は補助輪などいらず初めてすぐに乗りこなし、スケボー、ブレイブボードなども何も教えずとも簡単に乗りこなした。小さい頃から動きを真似すること、言われたことを理解し動かせることが得意であった。サッカーや野球などをやらせてみようかと体験に連れて行くも興味を示さず、周りの子供ができることができないのが嫌なようで、コツコツとボールに向き合うことも苦手であった。そんな中、興味を示したものが、現在も続けている個人競技のスポーツであり、今では全国の猛者共と肩を並べ戦っている。

 そんな全国の猛者共について思うことがあるので書いてみたい。個人競技であるため、全国の猛者共というのは主にトップから10人ぐらいの子たちについてだ。

 

全国の猛者

 

 長男君は小学5年生から全国大会に出場した。県のレベルでは大した努力もしないで勝っていたが、全国となるとまったく歯がたたない。レベルが違う。長男君は身体能力で技術を誤魔化していた部分があり、全国レベルの卓越した技術の前では少しの身体能力の差など霞んでしまう。合わせて全国トップに入ってくる連中は身体能力もトップクラスだ。視て脳で処理し身体を思い通りに動かす、その速度がとにかく速いし正確である。身体能力が高いだけで驕りなどせず、練習に練習を重ねて技術を磨く。そしてもちろん身体能力もコレでもかと鍛えてくる、そんな子たちが全国のトップに入ってくるのだと思った。

 小学生のときは、まだフィジカル的な要素は低く、技術が優れている子が多い印象であった。しかし中学生になるとフィジカルの部分で劣っている子は消えていき、身体能力に優れ、技術がなければ上位には入れない世界に変わっていった。


これはサッカーの世界でも同じことが言えるのではないかと思う。私はまだジュニアとジュニアユースの一部の世界しか知らないが、昨年、全国トップクラスのチームと対戦したとき、そのメンバー全員が背が大きく体格も良い、技術も優れ、気持ちも強かった。試合はもちろんボコボコのワンサイドゲーム。まだジュニアなので、その子たちが将来どうなるのか未知数であるが、しっかりと今できる努力を行っている結果だと思う。チームという環境にこだわり、その場所でも奢らず、自分に足りないものを補うため努力し続ける。プロになるためには、そんな子たちが残っていく、また力及ばずに去っていく世界なのかと思った


上には上がいる


 先日とある大会で都心にある強豪チームと対戦した。そのときのFWの子のレベルの高さに驚いた。小学6年とは思えない体格、反応が早く、圧倒的なスピードで抜き去っていく。身体をぶつけられてもびくともしない。加えて足にボールが吸い付いてるかのようなドリブル、そこから強烈でコースを狙った正確なシュート。次男くんはスピードについていけずボロボロ。今までいろいろなサッカーチームの選手たちを見てきたがここまでの子は見たことがなかった。

   試合は1点差で負けたのだが、この子と戦えて本当に良かったと思った。次男くんは今の自分のレベルがわかっただろう。そして上には上がいることを。


  うちの長男くんは最低限の決められたチームでのトレーニングしかしなかった。親がいくら言ってもやるのは本人だし、悔しい思いをするのも本人だ。取り組む気持ち、本気度が変わらなければやらせても意味がない。


次男くんには、長男君のこと、目指している世界が厳しい世界であることは伝えてある。ましてや同学年の凄い選手たちを目の当たりにし、自分の現在地もおぼろげながらわかってると思う。あとは本人がどうするか。自分に矢印をむけて努力してほしい。本気になれば親はいくらでも協力する。本気になった次男くんを見てみたいものである。