結婚式 | laphroaig-10さんのブログ

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◎結婚式



結婚式は、夫婦となることを誓う儀式です。この内、日本の神様に誓うのが神前結婚式です。現在の形は、明治以降に考案されたものであり、明治三十三年(一九〇〇)皇室婚嫁令にもとづき宮中の賢所(かしこどころ)でおこなわれた、皇太子嘉仁(よしひと)親王(大正天皇)と九条節子姫(貞明皇后)の御婚儀にならって、翌明治三十四年(一九〇一)、日比谷大神宮(現在の東京大神宮)で神前結婚式が行われ、全国的に普及していきました。もともと一般の家庭の結婚式では、床の間に神様のお名前を記した掛け軸や縁起物の掛け軸を掛け、その前でお酒の杯を酌み交わして夫婦の誓いとしました。戦後は神社やホテル、さらに専門の式場がその伝統の受け皿となり神前結婚式は更に広まりました。なお、神社以外で結婚式を行った場合は、地元の神様へお参りして報告することが望ましいとされます。



【参考文献】

平井直房氏「神前結婚の源流」(『天照大御神 研究篇二』神道文化会、昭和五十七年、後に同氏著『神道と神道教化』平成五年三月に収む)

庄本光政・澁川謙一『改訂・神道教化概説』(神社新報社、昭和六十三年)

畑聰一郎「結婚式場」(福田アジオ、湯川洋司、中込睦子、新谷尚紀、神田より子、渡邊欣雄編『日本民俗大辞典』上、吉川弘文館、平成十一年)

神社本庁教学研究室監修『神道いろは―神社とまつりの基礎知識―』(神社新報社、平成十六年)

西牟田崇生編『家庭の祭祀事典―神棚と敬神行事―』(国書刊行会、平成十七年)

石井研士『結婚式 幸せを創る儀式』(日本放送協会、平成十七年)