人生儀礼(じんせいぎれい) | laphroaig-10さんのブログ

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◎人生儀礼(じんせいぎれい)



人の一生には、誕生・命名・成長・成人・結婚・退職・死など色々な節目があります。これらの節目を越えて、社会での立場が変わり新しい役割をになうこととなり、それに応じた儀礼がおこなわれます。子供を産む前に岩田帯(いわたおび)をつける「帯祝い」、子供の名をつける生まれて七日目の「お七夜」(おしちや)、子供が初めて神社にお参りする「初宮参り」(はつみやまいり)、生後百日頃に大人と同じ食膳で食事をさせる「お食い初め」(おくいぞめ)、ひな祭りや武者飾りを初めてしてもらう初節句(はつぜっく)が誕生にまつわる儀礼の主なものです。また成長するにともない、七五三(しちごさん)の祝いを行います。そして、入学(園)式、卒業(園)式、入社式、成人式、結婚式などをむかえ社会的に活動することとなります。厄年(やくどし)など年の節目の儀礼や還暦(かんれき)・古希(こき)・喜寿(きじゅ)などの長寿を祝う算賀(さんが)なども行われます。



【参考文献】

綾部恒雄「通過儀礼」(『世界大百科事典』平凡社、昭和六十三年)

岩井洋「祭祀用語」「人生儀礼と生業儀礼」(國學院大學日本文化研究所編『神道事典』弘文堂、平成六年)

西牟田崇生編『家庭の祭祀事典―神棚と敬神行事―』(国書刊行会、平成十七年)

神社本庁教学研究室監修『神道いろは―神社とまつりの基礎知識―』(神社新報社、平成十六年)

神社本庁編『人生のまつり』(「氏子のしおり」第四十二号、平成九年)