拝殿・本殿(はいでん・ほんでん) | laphroaig-10さんのブログ

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◎拝殿・本殿(はいでん・ほんでん)



神様がおられる建物を本殿、人が神様を拝むための建物を拝殿といいます。拝殿は本殿の前にたてられ、本殿より大きな建物となる場合が多いようです。また、拝殿と本殿がつながっている場合もあります。なお、神様がおられる本殿の入口の扉は、とくに御扉(みとびら)とよばれ、特別なお祭りが行われる場合にのみ開かれ、扉の開閉も重要な行事となります。本殿の中は神様がおられる神座(しんざ)のある内陣(ないじん)と、そのまわりの外陣(げじん)に分けられています。神宮のように拝殿がなく、お祭りが地面で行われる場合もあります。逆に大神神社(おおみわじんじゃ)のように本殿がなく、拝殿の後にある山が御神体となっている場合もあります。これらの例は、建物が存在せず自然の中で神様をお祭りをしていた、古来の姿を今に伝えているといえるでしょう。

森瑞枝「拝殿」「本殿」(國學院大學日本文化研究所編『神道事典』弘文堂、平成六年)

小野祖教「神霊」(安津素彦・梅田義彦編集・監修『神道辞典』堀書店、昭和四十三年)

松前健「和魂・荒魂」(薗田稔・橋本政宣編『神道史大辞典』吉川弘文館、平成十六年)

「荒魂・荒御霊」(『神道大辞典』平凡社、昭和十二年)

加藤隆久「広田神社」(薗田稔・橋本政宣編『神道史大辞典』吉川弘文館、平成十六年)




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