神輿(みこし・しんよ) | laphroaig-10さんのブログ

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◎神輿(みこし・しんよ)



神様が移動される時に乗る乗り物を、神輿(しんよ・みこし)といいます。また御輿とかいたりもします。普通は木製で黒塗りで台と胴と屋根の三つの部分からなります。四角形や六角形、八角形などの宮形(みやがた)を持ち、屋根の中央には鳳凰(ほうおう)や葱花(そうか)を置き、台には二本の棒を縦に貫きます。また、更に横棒を取り付ける場合もあります。野菜でつくられている京都の北野天満宮の芋茎(ずいき)みこし、熊野那智大社の扇みこし、全国各地の樽(たる)みこしといったものもあります。若者が神輿を荒々しくかつぐことが多いですが、これは神様の意志のあらわれと考えられ、神輿振り(みこしふり)といわれます。その起源は不明ですが、奈良時代東大寺の大仏を建てた際に、宇佐八幡大神を紫色の輿(こし)を使い都に迎えたと伝えられています。平安時代延暦寺(えんりゃくじ)の僧兵が、日吉大社(ひえたいしゃ)の神輿を京都にかつぎだし、神様の威力によって強訴(ごうそ)を行ったこともよく知られています。



【参考文献】

「神輿」(宮地直一・佐伯有義監修『神道大辞典』平凡社、昭和十二年)

坪井洋文「神輿」(安津素彦・梅田義彦監修『神道辞典』堀書店、昭和四十三年)

宇野正人「神輿」(『世界大百科事典』平凡社、昭和六十三年)

本澤雅史「神輿」(國學院大學日本文化研究所編『神道事典』弘文堂、平成六年)

小野和輝「神輿」(薗田稔・橋本政宣編『神道史大辞典』吉川弘文館、平成十六年)

神社本庁教学研究室監修『神道いろは―神社とまつりの基礎知識―』(神社新報社、平成十六年)







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