賽銭(さいせん) | laphroaig-10さんのブログ

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◎賽銭(さいせん) 


 幣帛(へいはく)や麻(ぬさ)とよばれる布類や、幣帛料・初穂料・玉串料などとよばれる金銭が、お祭りや正式な参拝の場合に神様へささげられます。一方、私たちが普段神様にお参りしお祈りするときには、お賽銭を賽銭箱に投げ入れます。現在のようなお賽銭の風習は、お米を撒いてお祓(はらい)する「散米」あるいは「打撒き」(うちまき)という風習や、洗って清めた洗米(あらいよね・せんまい)を紙に包んでおひねりにして供えた風習や、銭をまく中国から渡来した「散銭」(さんせん)とよばれる風習がおりかさなりできあがったようです。したがって、お賽銭を投げることには、参拝者からお金を神様へ奉るという意味と、参拝者自身がお金をまくことにより清められるというお祓いの意味が含まれています。





【参考文献】

相田二郎「中世社寺の賽銭」(『神社協会雑誌』二七―四、昭和三年)

柳田國男『日本の祭』(『定本柳田國男集』一、筑摩書店、昭和三十八年)

谷省吾「神饌幣帛」(『祭祀と思想―神道の祈り―』国書刊行会、昭和六十年)

鈴木健太郎「賽銭」(國學院大學日本文化研究所編『神道事典』弘文堂、平成六年)

平井直房「賽銭」(薗田稔・橋本政宣編『神道史大辞典』吉川弘文館、平成十六年)

神社本庁教学研究所『神道いろは―神社とまつりの基礎知識―』(神社新報社、平成十六年)



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