北米プレートからの頻繁な応力流入によって… | 地震大国に住む神やんの考察

地震大国に住む神やんの考察

母親の住む実家と父の眠る墓地が千葉の海沿いの町にある為に、次におこる「房総沖巨大地震」を予測する為日々危機感を持って精度を高めるべく切磋琢磨しております。

こんにちは。 (¬o¬)  神やんです。


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02/21 19:13 岩手県三陸沖 M5.9 深さ10キロ
02/22 00:48 静岡県伊豆地方 M2.8 深さ10キロ
02/22 06:56 東京湾 M2.7 深さ20キロ
02/22 09:18 長野県中部 M2.1 深さ ごく浅い
02/22 10:02 長野県中部 M2.1 深さ10キロ
02/22 10:19 十勝沖 M3.7 深さ70キロ
02/22 11:53 岩手県三陸沖 M4.9 深さ10キロ


●02/21に考察の岩手県沖でM5.9、M4.9、十勝沖でM3.7の地震が発生しました。

●02/21の考察では長野県南部としましたが中部でM2.1の地震が2度、静岡県中部としましたが伊豆地方でM2.8の地震が発生しました。

●02/20の考察で東京23区としましたが、10キロ沖の東京湾でM2.7の地震が発生しました。


20150222

2015.02.16~2015.02.22の震源地図


■火山設置地震計の観察
・有珠山・・・波形、数値共に昨日とほぼ同じだが、ノイズはやや少ない。
・岩手山・・・岩手沖で発震後乱れたままだが、数値は緩やかに上昇中。
・那須岳・・・昨日と同じ波形が発生、数値は小さくなっているがノイズは多く、要注意。
・浅間山・・・波形、数値共に昨日とほぼ同じだが、ノイズはやや多い。
・富士山・・・波形、数値共に昨日とほぼ同じだが同期のずれたノイズ発生
・伊豆大島・・・ノイズを含んだ逆転現象発生
・三宅島・・・7日間続いた乖離現象が現在終息か?。今後の数値観測必要。
・阿蘇山・・・数値は平常値。
・霧島山・・・昨日から上昇を続けたが現在ピーク。今後減少傾向となりそう。



発震地図を見るとわかるように、岩手県沖地震によって発生したストレスが北は北海道方面、南は北米プレート境界付近に地震をもたらしてきています。

応力を保っているユーラシアプレートとの境界付近では佐渡島、長野県中部、伊豆半島南部、伊豆大島近海で発震しています。

特に糸魚川-静岡構造断層帯の南端にある三重会合点にほど近い伊豆半島南部での発震は気になるところです。

最も危惧している房総半島沖の三重会合点では、現在発震が有りません。

これは恐らくフィリピンプレート応力が現在ほとんど無いので、境界付近での摩擦が少ない為かと思われます。

この状況で、フィリピンプレートの平均的な応力「18.0」を加えると「97.0」まで跳ね上がり、過去最高値となります。

房総半島沖の三重会合点付近にこのような応力が加わった場合の事を想像すると、嫌になってきます。



今朝長野県中部で2度の地震がありました。

以前からお伝えしているように、糸魚川-静岡構造断層帯周辺で発震が有ると凡そ5日以内に中規模地震の発生確率が高くなります。

前回は02/14と02/15に発震が有った後、02/17に岩手県沖でM6.9の地震が発生しています。

火山設置地震計でも那須山、浅間山、富士山、伊豆大島、三宅島で変動波形が生じています。

特に富士山では、波形同期がずれた位置でノイズが発生している事が気になります。

似たような波形は、今年の01/25に発生しています。その後01/26に千葉県北東部でM4.9最大震度4)とM3.8最大震度2)の地震が発生しました。

今後しばらくは注意を要します。



【北部観察】
応力配置による発震確率の高い地域は、カムチャツカ半島沖、択捉島近海、根室半島沖、十勝沖、襟裳岬沖、胆振地方、浦河沖、青森県東方沖、岩手県沖、宮城県沖、福島県浜通り及び沖合となっています。

【東部観察】
応力配置による発震確率の高い地域は、能登半島沖、栃木県北部、埼玉県北部、茨城県北部・南部及び沖合、千葉県北西部・北東部及び沖合、東京23区、八丈島近海、静岡県東部・中部、岐阜県美濃、愛知県北部、紀伊水道、徳島県北部、伊予灘、島根県東部と広範囲です。

【南部観察】
応力配置による発震確率の高い地域は、宮古島近海、沖縄本島近海、奄美大島近海、種子島近海、熊本地方、豊後水道、筑豊地方となっています。