昨日 お見舞いに行きました
末期がんの友人です
残念ながら先週とは違って
彼女と話をすることは出来ませんでした
声をかけると目を醒ましますが
それ以外は長い間隔を空けて
深い呼吸で眠っているように見えます
1時間くらい無言で手をなでたり
足をさすったりしていましたが
その途中で医師や看護士さんが
入れ替わり立ち替わり入って来て
聞こえてるから話かけてやてくれ
と言います
正直
その時そこに居るのも怖かったです
呼吸と呼吸の間隔が長いので
次の呼吸までの間が怖い
話かけて2人だけの部屋に声が響くのが怖い
時々目をあけて痛そうにするのを見るのが怖い
とにかく何もかも怖かったです
しかしこれは12年前に母親の付き添いをしていた時に
経験していた感じでした
その時はまだ母親が逝ってしまうとは
どうしても思えなくて
早くこの苦しい時間が終わればいい
ここから逃げたい
そんなことばかりを考えていた悪い娘でしたが
今は違います
この手の温もりがどんなに貴重であるか
この声をかけたら醒ましてくれる目が
どんなに有難いものであるか
身を以て知っています。
さて無言の時間を過ごして
スタッフの方々の言う通り話しかけてみようかと
あの時はどんな感じだったの
◯◯と一緒にいて幸せだった
私が困っていたあの時助けてくれたよね
ありがとう
涙があふれてしまいます。
気がつけばいつもピンチの時に急に現れて助けてくれたよね
アナタは気がついてないかもしれないけど
何気ない一言がヒントになって救われたことがいっぱいあったよ
本当にありがとう
声が詰まって言葉になりません
それでも私の母親が亡くなった後に出て来て
死んでみたら案外面白かった
と言っていた話もしました
先に行って待っててね
後から必ず行くから
もう帰るね。
◯◯(彼女のニックネーム)また会おう
そう言って立ち上がった途端に
彼女の目が開いて苦しそうな表情を浮かべました
ああ~と声を出してくれました
やっぱり聞こえているんだね
また会えるね
きっとまた会えるよね
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