先日、お客さまから
お子さんが薬物依存になってしまったというご相談を受けました。
真面目で親孝行な息子さんでしたが
１０年程前に一度ウツの診断を受けてから
ず～っと薬を飲み続けていたそうです。
その間に薬の量は増え続け
今となっては通常の３倍以上の量を飲まないと
起きられないということでした。
ご相談にいらしたのはお父様でしたが
お父様はその事をご存知なかったそうです。
心身ともにくたくたになってしまったお父様の話を聞くのは
こちらも辛いものがありました。
これは誰が間違ってしまったのでしょうか？
ご本人？家族？
誰も間違っていないんでしょうね。
本人はそうしなければ居られなかった。
家族はそうさせてあげなければ居られなかった。
みんな切羽詰まった思いでおられたと思います。
今、こうしてお父様が気付かれて
何とかしようとされている。
そこに着目したいと思います。
これからでも遅くはない。
何かに依存しないでも生きていかれる心を
みんなの協力で取り戻そうとされている事に。
親孝行な息子さんなので
薬を減らす事、止める事に努力されているようです。
その為に社会生活が営めないという現状ではありますが。
１０年間かかって依存してきた薬物を
一朝一夕に止める事は無理でしょう。
きっと時間がかかっても克服なさるのだと思います。
それよりも
今、気がついて良かった
という事にフォーカスしましょう。
人間が成長していくのに遅すぎるということはないそうです。
今からでも
明日からでも
より幸せな人生を希求していくことが可能です。
何かに悩んでいらっしゃる皆様に転機が訪れますように
橙花でした。
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