羅芝賢『番号を創る権力: 日本における番号制度の成立と展開』を読了。
歴史の部分は丁寧な記述で、丹念な調査の跡がうかがえたが、現下のマイナンバーに関しては少々踏み込みが浅く、表面をなぞった程度となっている。最後は息切れしてしまったのだろうか。マイナンバーを扱った最後のまとめの部分は首肯しにくい。
マイナンバー制度の成立についても、そこには様々な事情が錯綜しており、それは公開資料からもっと深堀出来たはず。
番号を創る権力: 日本における番号制度の成立と展開
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