牧原出『崩れる政治を立て直す 21世紀の日本行政改革論』 | (元)無気力東大院生の不労生活

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勤労意欲がなく、東京大学の大学院に逃げ込んだ無気力な人間の記録。
学費を捻出するために、不労所得を確保することに奮闘中。
でした。

 牧原出『崩れる政治を立て直す 21世紀の日本行政改革論』を読了。

 

 改革の結果として生じる「作動」。この「作動」にこれまでは配慮がなされてこなかったという興味深い切り口。現在の安倍政権下で生じている問題点も的確に整理されているように思う。その対応策も提示されているが、これを実現するのは結構難しいのではないかというのが初読時の印象。
 崩れゆく政治ではなく、崩れゆく政官関係をいかに立て直すのか。制度的な対応と同時に、やはり国民側の関心なり関与なりが必要なのではないかと強く思った次第。