中谷巌『資本主義はなぜ自壊したのか』を読了。
以前も読んだのですが、都合により再読。
改めて、第3章「「悪魔の碾き臼」としての市場社会」までは、それなりに読めるとして、以降の第4章「宗教国家、理念国家としてのアメリカ」や第5章「「一神教思想」はなぜ自然を破壊するのか」あたりから、「?」という内容になっていき、最後の方は、ロジックも滅茶苦茶という印象。
ただ、問題の解決策として提案されるのが、意外に「真っ当」なので、それに騙されてしまう人もいるのではないかと想像します。
いずれにしても、改革派も、いつの日か守旧派になるのだと暴力的にまとめたくなる一冊。
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