現在、ミャンマーに進出している日系企業は徐々に増えていますし、将来的に進出を企図している中小企業も多くあります。そのような企業を応援している協会も多く存在し、選択する際は、数回参加して自分のコンセプトに合うのかどうかをよく確認する必要があるでしょう。
私は、当初あるミャンマー進出支援団体に電動自転車絡みで数回参加させていただきましたが、結果、当該事業もポシャり、どうしたものかと思案していたとき、一つの思いが去来しました。それは人材育成事業を日本で出来ないのであれば、海外でやったらどうなんだろうか?ということでした。
当該団体のセミナーでは、通常、団体の会長が、最新のミャンマーの事情について約1時間プレゼンを実施します。そのプレゼンはミャンマーの概要、つまり政治・経済、デモグラフィ-、ジオグラフィー、宗教や国民性、文化等について情報を包含したものとなっており、ミャンマー初心者の私にとっては非常に有益なものでした。
その会長にアポを取り、「ミャンマーでの人材育成事業の可能性」について相談させていただきました。会長は、「あなたの考えている人材育成コンセプトは非常に立派なものです。ミャンマーの人々にとっては非常に有益なものです。ですが、これをどのようにビジネスに繋げようと考えているのですか?どのように利益を上げようと考えていますか?これをボランティア・ベースでやっていただけるのであればミャンマー人はもろ手を挙げて喜ぶでしょう。しかし、ただでは出来ない。また、彼らは多くのお金をそのような教育に出せない現実がある。そこを考えなくてはならない。」と言われました。
なるほど。
ごもっともです。
現状、ミャンマーにおける平均月収は驚くほど低いのです。知りたい方はネットで検索してみてください。
その大きな宿題を抱え、また頭を悩ませながら再びネットサーフィンを続けていました。すると、様々調べていくうちミャンマー進出に関するセミナーが結構多く開催されているということが分り、あるセミナーに参加することにしたのです。
特にミャンマーに絞ってネット検索をしていたわけではありませんでしたが、現在注目の市場であるミャンマー関連の記事や情報に接することが多く、自然な流れで他のアジアの国々ではなくミャンマーに自分の注意が向いて行ったような感じでした。
続く