高齢運転者は terrible driver?
昨日、ヤフーを眺めていたら面白いニュースが飛び込んできました。
京都駅前運転免許更新センターの電光掲示案内板の標記で「高齢運転者」の英語表記が「ひどい運転者」となっていたようです。
府警によると「高齢運転者」の英訳が terrible driver となっていたようで一部の高齢者は不快な思いを持たれたようだ、と報じていました。
業者は、terrible を elder と入力し直し、表示を改めたということです。
府警の説明ですと業者の翻訳ミスということでした。
うちの会社にも翻訳の仕事がたまに入ってきますが、何をどう間違えれば、elder と terrible を間違えるのか?と思います。
しかし、ひどい仕事をするもんですね。
また、免許センターの職員の皆様も気付かなかったんでしょうか?
こういったお役所仕事的な感じだとなかなか気づかないものかもしれません。
私も、自衛隊に23年間在籍していましたので思うんですが、細かいところはきちっと確認するのがお役所仕事だと思うんですが、ちがったのかな?
よくわからないのですが、こういった旧態依然としたお役所体質を変えていかなければならないのかもしれません。
今回は、この「旧態依然」という表現を勉強しましょう。
旧態依然とは、「昔と比較して進歩が見られない」という状態のことを指す日本語です。
よく「お役所仕事」という場合は、bureaucracy という言葉を使います。
「ビューロクラシー」ですね。
この「お役所仕事」に「考え方が古い」という outdated という形容詞を付けて outdated bureaucracy とすれば、「旧態依然」にピッタリな英訳となるでしょう。
また、「お役所仕事のように複雑・煩雑な手順」という場合は、red tape procedure という表現を使います。
何故、赤いテープかというと、その昔の公文書は赤いテープで結ばれていた、という名残から来ているようです。
では、文章全体を訳して、We need to change the outdated bureaucracy. 「私達は、旧態依然としたお役所体質を変えなければいけない。」となりますね。
敬老の日が過ぎたばかりで、本日は秋分の日。
「暑さ寒さも彼岸まで」という所で、本当に台風が過ぎ去って、一気に秋の気配を感じています。
急な気候の変化で体調を崩さないように、皆さんご自愛ください。
では、また
こうちょ