今回も引き続き、今月、横浜で実施したリーダーシップ研修「多様性の受容~異文化におけるリーダーシップ」を受講された方の所感を紹介していきたいと思います。
T氏「グローバルビジネスにおける『気が利く』ということとはどんなことか?に焦点を当てられた講義でしたが、今までそのような視点でグローバルビジネスを考えたことがありませんでしたので、非常に勉強になりました。
リーダーとして、如何に相手に不快感を与えないか?という命題は、常日頃から異文化について考察していなければ解答を得ることは出来ないと感じました。
彼らの思考の歴史的背景など理解しなければ、異文化理解には繋がりませんし、なかなか分かりあうこともできず、ビジネスにおいても混乱を招く原因になると思いました。
また、自分の同僚が、海外の人間と様々なプロジェクトに取り組んでいる現状にも関わらず、危機感が少ないのは、恐らく主導性が無く、任せておけば安心的な所が心の片隅にあると思いました。
私も、考え方を少し変え、多くのことを学び、見聞を広め、そのことにより内面を充実させ、様々な人間とコミュニケーションを取り、職務に邁進できるようにしていかなければならないと考えています。」
異文化環境においては、自ら文化の違いを認識して自分を変える必要があります。
これが正しくて、それが間違いということではありません。
ハーモニーを醸し出し、皆が心地よく仕事が出来るように環境を作るのがリーダーの役目です。
階層的なリーダーシップを求める文化もあれば、平等的なリーダーシップを求める世界もあります。
それらが融合されたとき、勿論、衝突は生まれますし、物事は停滞するでしょう。
そうなった時、何をどうすべきなのか?そこを考え、道筋を作るのがリーダーの一つの重要な役割なのです。
英語がうまいから、技術的能力に優れているから、だけではなく、視野を広く、物事を大きく捉え、心に寄り添い、それぞれの状況を理解する努力をしていく必要があるのです。
では、皆さま、よい週末を。
こうちょ