一語一句 Spell Out
日本の子供たちにとって難解極まりないものは感じですよね。
覚えるのも大変!非常に時間がかかるものです。
アメリカでは、子供たちはスペリングでてんてこ舞いなわけです。
日本では、単にスペルと言っていますが、単に spell だと「動詞」ですので気をつけましょう。
さて、アメリカではこのスペリング、テストをやったりコンテストやったりして子供たちの競争心に火を点け、覚えさせるのに親は必死です。
親が躍起になる理由は、綴りを間違える人は教養がない人間という評価が下されるからなのです。
さて、軍隊では多くの言語について研究をしています。
アメリカでは、世界のどこで情勢が不安定になり軍事介入をしていかなければならないのか未知数ですし、数多くある同盟国ど共同・協同作戦を行う必要があるため、多くの種類の言語教育を兵士に施しています。
そのため、米軍では、各国の言語を難易度によって分類し、教育を実施しています。
例えば、一般的に難しいと考えられている日本語や中国語は難易度最大5段階評価の中の4という評価で分類されています。
じゃ、最高難度の5の言語は?
となると米軍では「英語」としています。意外や意外、英語が最高難度評価の言語なんですね。
最たる理由は、難易度の高いスペリングです。
発音とスペリングはある一定の規則が存在しておりますから慣れると大丈夫なのですが、それでも不規則なスペリングの形をとる単語も数多く存在し、英語学習者を悩ませています。
同じヨーロッパの言語でもフランス語と英語を比較してみると圧倒的に単語の数が違い、英語は、フランス語の1.6倍程度多い単語を擁していると考えていいと思います。
ですから、私たち日本人にとっては、よく外来語として聞く英単語が多いため英語には親しみがありますが、真剣に英語を言語修得の面から判定・評価すると非常に難易度が高い言語に分類されるということが理解できると思います。
さて、spell という単語は、「単語の綴りを一文字づつ言う」といった意味があります。
そこで spell out といえば、「物事を略さずに詳しく説明すること」といった意味になります。
つまり「一字一句説明する」ということです。使い方を見ていきましょう。
If you don’t spell things out to him, he will forget something without fail.「彼に全てきっちりと説明しないと、彼は間違いなく何か忘れるよ。」となります。
今の時代、様々なことが猛スピードで発展したり展開したりしています。
ジェネレーションが違えば、理解できないことも多くあるでしょう。
従って、シニアからも、ジュニアからも物事を spell out することは非常に大切なのかもしれません。
では、また
こうちょ