甘酸っぱい青春の日々 Salad Days
本日紹介する表現は、「甘酸っぱい青春の日々」という意味を持つ salad days です。
直訳すると「サラダの日々」ですね。
もともとは、サラダに使われている野菜は、若々しくてフレッシュなものですから、そこから若者を指すようになり、現代では、若者が経験するほろ苦い思い出や甘酸っぱい思い出を経験した若き頃の日々を指すようになった言葉です。
もともとの出典は、シェイクスピアの史劇「アントニーとクレオパトラ」の中のセリフにあったものです。
その当時は、経験の無い青二才のような意味合いで使われていました。
現在では、何か青春の日々の代名詞といった感じです。
さて、日本でも「サラダ」が使われているものがありますよね。
俵真智さんが書かれた「サラダ記念日」。
売れに売れてミリオンセラーとなった短歌集です。
「この味がいいね、と君が言ったから7月6日はサラダ記念日」に代表される短歌集です。
この短歌も「青春の甘酸っぱさ」が感じられる作品になっていますよね。
この作品集は、若い歌人に大きく影響を与えました。
また、これをヒントに当時の日本の代表的映画「男はつらいよ」シリーズでも寅次郎サラダ記念日が封切られました。
三田佳子さんがマドンナで出演されていて、映画内のシーンも「サラダ記念日」になにかしらつながりのあるような作りになっています。
さて、実際、会話ではどのように使われているのでしょうか。
John was quite shy in his salad days. 「ジョンは、若いころ本当にシャイだった。」のように使えます。
今、現在 salad days を過ごしている皆さん、悔いの無いように思いっきり、いろんなことに挑戦してくださいね。
「命短し、恋せよ乙女」です。
恋も勉強も、スポーツも一生懸命頑張っている人は輝いています。
輝いている人は美しい。
Salad days なんか、とっくに終わったよ、なんて人もいるかもしれませんよね。
確かに salad days は過ぎ去ったかもしれませんが、30代、40代、50代、そして60代、それぞれ人生には苦難が付きものです。
ほろ苦い、甘酸っぱいという思いは無いかもしれませんが、常に前進していかなければなりません。
私は、今も、昨日も、明日も我が人生の salad days と思い頑張っていこうと思っています。
頑張る姿は、人を感動させ、人を美しく見せるからです。
美しさは、若さだけの特権ではありません。
その人の行動、気構え、心持ち、全てに表れるのでしょう。
美しさに人は、ハッとするのです。
自分もそうなりたいと思うんですよね。
皆さんも、何歳であろうと我が人生の salad days 楽しみましょう!
では、また!よい週末を
こうちょ