脇役を務める Play second fiddle
本日、紹介する表現は、「脇役を務める」、「追従する」、とか「(人の)下に付く」などの意味を持つ play second fiddle という表現です。
もともと、fiddle という言葉は、バイオリンという意味で使われます。
バイオリン演奏者は fiddler というように呼ばれます。
ちなみに violin が正式な楽器名で fiddle は少しおどけた表現となっております。
さて、オーケストラには、第1バイオリンと第2バイオリンがいるのを皆さんご存知でしょうか?
第1バイオリンは主旋律を担当し、第2バイオリンが、「ハーモニー」を担当します。
ですから素人的には、第1バイオリンが「主役」的役割を果たしている、と考えるのが普通だと思います。
そのような点から、second fiddle と言えば「脇役」という捉え方となり、play は「演じる」といった意味がありますので、「脇役を演じる」とか「人の下に付く」といった意味になるのです。
世の中を見てみると、いつもナンバー2の人っていますよね。
腰ぎんちゃくみたいな方。
そのような方を表現する際も、この表現を使ってもいいですね。
では、使い方を見てみましょう。
He always played second fiddle to his boss. 「彼は、いつもボスの言いなりになっていた。」のように使います。
では、この fiddle という単語を動詞で使う場合は、どのような意味になるか見ていきましょう。
fiddle around となれば「油を売る」という意味になります。
例えば、Don’t fiddle around and you need to get back ASAP. 「ぶらぶら油売っていないですぐに帰ってこい。」といった使い方ができます。
また、fiddle with で「いじる」、「触る」といった意味になります。
例えば、We can fiddle with the device to make sure the function of it at Amazon’s physical store. 「アマゾンの店舗で、その装置を実際に触って、機能を確認することができるよ。」という感じになります。
この fiddle って単語は、色々な意味がありますから覚えておくといいですよ。
では、また
こうちょ