本日紹介する表現は、「新人」、「新しい力」、「若い人々」を意味する new blood です。
直訳では、「新しい血」ですよね。
日本でも同様の使い方をする場合もあります。
私も「リーダーシップ」について常に考え、法人様に研修を行ったりしていますが、組織のマンネリ化を防ぐためには、やはり「新しい血」が必要なこともあります。
この「新参者」達が入ってくることによって組織が活性化していくことが期待できますよね。
この「新人」を鍛えることも大事なお仕事です。
新人教育や訓練は本当に大事です。
彼らのやる気や仕事に対する意欲が変わってきますから。
さて、私が以前いた組織である陸上自衛隊では、幹部は2~3年で転属を繰り返していきますが、陸曹はそんなことはありませんでした。
そうなると何が起きるかといえば、多くの陸曹が土着民族と化していくのです。
これが、伝統と歴史の継承という言葉で美化された時代もありましたが、悪しき風習を続けることで部隊が機能しなかったり、幹部の式・統率が円滑になされなかったりといった弊害が生じていました。
陸曹自衛官も定期的に転属させることで「新たな血」とならなければ「風通しのよい部隊」にはなりえないと思っていましたし、今でも思っています。
同じ組織に長くいると次第にマンネリ化を生んでいきます。
組織は人あってこそですから、なんとか予算をつけて常に「新しい血」、若しくは「新風」を吹き込んで組織の活性化に努めていただきたいと思っています。
さて、米軍では、新人を何と呼ぶかといえば、newbie と呼びます。
このnewbie、new blood や new boy から派生した言葉として考えられています。
この newbie はベトナム戦争時代に米軍でよく使われた表現です。
今だに、米軍で使ってもよく通じる言葉です。
一般の方でもわかる表現ですから是非使ってみてください。
では、blood にまつわる他の表現を一つ紹介したいと思います。
それは、bad blood です。
意味は「憎悪」、「悪感情」、「憎しみ」、「恨み」といった意味があります。
使い方としては、 There was bad blood between these two groups. 「それらのグループ間には反感があった。」のようになります。
Taylor Swift のアルバム 1989 の中にも bad blood という曲があります。
この曲は、彼女の嫌いな歌手 Katy Perry について作った曲と公言したいたものです。
歌詞を見てみると
Cause baby now we got bad blood
You know it used to be mad love
So take a look at what you've done
Cause baby now we got bad blood
という部分があります。
どうも、憎悪があるようですね。
Bad Blood に New Blood (新たな考え)を流して良好な関係にしていただきたいと思います。
週末なので、今夜は、ちょっとワインでも飲んで疲れを癒しますか。
Good wine makes good blood. (酒は百薬の長)ですね。
では、また。
こうちょ