皆さん、お早うございます!
やっと、雨が上がりましたね。
この季節、一雨毎に気温が下がり、ぐっと秋が深まっていきますね。
今週は、まだ25度前後で気温は推移していくようですが、季節の変わり目、ご自愛ください。
では、本日のIDIOMいってみましょう。
本日からは、Gです。
っていうわけで、本日紹介するIDIOMは、Gangway 「道を空けてくれ。」「そこどいてくれ。」といった意味を持っています。
これは、ギャングが通る道だから「空けろ!」といっているのかと言えば、実はもともとこんな意味があります。
gang とは、「悪人」とか「暴力団」の意味を持つ言葉ですが、もともとは「船内作業員のグループ」を指す言葉でした。
もともとは、オランダ語で「行進」、「行列」を指す言葉でした。
この言葉が、交易の中でオランダの船員から英国の船員に伝わり、「船内作業員のグループ」を指す言葉に変化していったようです。
つまり、gangway とは、gang が歩く通路を指した者なのです。
現在は、「通路」などの意味で今も使われております。
通路といっても、船と船に板を渡してギャングが歩く通路ですから、かなり狭小な通路なわけです。
ですから、例えば人混みの中で、通る分のスペースを空けてほしい場合は、このgangway が使えるわけです。
例えば、The movers yelled, "Gangway!" as they moved the heavy equipment down the narrow hallway. 運送屋が、狭い廊下で 重い機器を運びながら「どいた、どいた。通路を空けてくれ!」と叫んでいた。
というような感じになります。
なるほど。
怖いギャングではなかったんですね。
やはり、こりゃ変わった表現だな、と思った場合は面白い歴史が隠されているわけです。
皆さんも是非使ってみてください。
では、また
こうちょ