お早うございます!本日も昨日に引き続き梅雨の晴れ間を堪能できますね。
では、本日紹介するIDIOMは、black sheep です。そう言えば、この前まで牛特集やっていましたね。今回は動物つながりってわけではないんですが、羊君を使用した表現についてお勉強したいと思います。
この意味としては、worthless member of a decent and respectable family or organization ということになります。つまり、「家族若しくは組織の厄介者」という訳がしっくりくると思います。
使い方と言えば、I guess Bob is the black sheep in his family. His involvement in crime has caused the family to disown him. 「僕が思うにボブは彼の家族にとって厄介者だと思う。彼の犯した罪によって家族は彼を勘当したからね。」のような感じになります。
私たちは、羊と言えば「白い羊」を想像しますよね。でも中には黒い羊がいるわけです。白い羊の集団の中に黒い羊がいたら、爪弾きものですよね。そこから、組織若しくは仲間内での異端児とか、厄介者という意味が派生したようです。
羊には、「温厚な人、善良」などの意味合いがあるようです。これは元々聖書から派生したもので、逆に悪のイメージを持つ動物としては山羊が挙げられます。羊は、「温厚な人、臆病者、気弱な人」という意味があり、山羊には「悪人、好色、淫乱」という意味合いがあるようです。また、山羊は、「悪魔がその姿をとるため」ネガティブなイメージがあるようです。
面白い表現で、separate the sheep from goats 「善人と悪人を区別する」というものもあります。
また、sheeps without a shepherd で、指導者のいない烏合の衆という意味もあります。
動物たちは、与えられた命を必死で生きているだけなのですが、人間が勝手に作ったイメージで、様々な表現に例えられたり、使われたりしているんですね。まったくもって面白いものです。
では、また!See you !
学校長