みなさま、こんにちは。
素髪から髪を綺麗にする「香草カラー」の
ランドプランニングアソシエーツ研究開発部です。
今年は秋口に気温が高く冷え込む時期が遅かったせいで
秋の紅葉の始まる時期が遅くなり、
古都鎌倉の様な沿岸地域では
夏の台風による塩害の影響で
紅葉の鮮やかさが今年は今一つです。
紅葉で有名な寺に11月下旬に出掛けてみましたが
まだまばらな感じで残念でした。
ランドプランニングアソシエーツのある高円寺界隈では
ようやく先週から木の全体が真っ赤に色づいて
落葉も多くなりました。
近くにある地名由来の高円寺の境内も
ようやく紅葉の盛りを過ぎつつあります。
モミジの色もきれいですが私は
桜の葉の黄色からオレンジそして赤に移ろっていく
グラデーションもいつも美しいと思って見ています。
気に入った葉を拾ってきても
すぐに茶色くなってしまいますが。
この紅葉の色調変化には
①緑色→黄色
②緑色→黄色→赤色
③緑色→赤色 の
大きく3パターンがあります。
それぞれ①は葉緑素が分解され緑色を失い
地の黄色(カロテノイド)が見えるようになった。
②はさらにそのあと赤色(アントシアニン)が合成された。
③は地に黄色が無く葉緑素が分解されるとともに
赤色が合成された。というメカニズムです。
葉緑素が無くなる理由はもちろん
光合成を止めて冬ごもりをするためです。
従って葉緑素の緑色が無くなって
地の色が出てくるというのは分かりますが
それがどうして黄色なのか?
またさらに赤い色素をわざわざ合成するのは
どうしてなのか?
この辺りはまだ正確には分かっていいない様です。
少なくとも人間の目を楽しませるためではないことは確かです。
以前に植物の花の色は昆虫を惹きつけるためという
記事を書いたことがありますが。
紅葉もやはり昆虫たちへの何らかのメッセージが
込められているのだろうと思います。
きっと昆虫たちも紅葉をみて(実際は人間の見ている色とは
かなり異なりますが)冬の到来を察知し
越冬の準備に入るのかもしれません。
また木によっては鳥たちへの情報伝達もあるかもしれません。
これで本年は最後となりました。
また来年よろしくお願いします。