・高砂義勇兵の記念碑封印が解除。拡張工事も ~台湾の英霊達よ安らかに~
台北県烏来郷の公園内に設置された台湾先住民出身の元日本兵「高砂義勇兵」の戦没者らを祭る記念碑が2006年2月、地元当局によって封鎖された問題で、県側は29日、地元と初の公開協議を行った。この中で一帯の拡張工事を行った上で記念碑の封鎖を解除し、撤去した石碑も元の場所に全面返還することで両者は最終合意した。作業は終わる予定で、問題は3年ぶりに全面解決する見通しがついた。
県側は同日、記念碑一帯に新たに900万台湾元(約3000万円)と投じる工事計画の概要を発表し、記念碑を歴史的な観光資源として活用していく方針を説明。日本語の碑文には中国語、英語、先住民語による訳文をつけ、9月には施工に入るという。
再建後の管理権は土地所有者の県側に移るが、観光客の案内業務など運営は地元に委託される方向だ。県はまた記念碑を指定観光地とする計画でという。
16年前に建立された記念碑は、敷地を提供した観光会社の倒産で存続の危機に陥った。これを報じた産経新聞の記事がきっかけとなり、記念碑を「日台友好のきずな」として存続を求める読者らから3000万円を超える義援金が寄せられ、2006年2月、現在の県有地に移設された。だが、移設直後に台湾メディアが碑文を誤訳して報じ、これを下に県側は「日本の軍国主義をあおっている」と決めつけ、問題は一気に政治化。中国国民党出身の新任県長(知事)は石碑を強制撤去し、記念碑を封印した。これに対し、地元側は同年4月処分取り消しを求める訴願を内政部(内務省)に提出、昨年3月には高等行政裁判所に行政訴訟を起こした。
しかし「烏来郷高砂義勇隊記念協会」のマカイ・リムイ総幹事は29日、訴訟取り下げを検討する考えを示し、「ようやく日本から送られた善意に応えられる。訳文などの公正性が保たれるよう県との交渉は続くが、問題は大きな山を越えた」と話している。
このBlogでずっと追いかけてきた、高砂義勇兵の記念碑の件がやっと決着しました。有名な反日活動家である高金素梅氏などの工作活動により、一時は破壊されようとしていた地元住民や遺族たちの思い、そしてそれを応援しようとしていた日本人たちの思いがやっと報われます。
本当に良かった。かつて日本人として、日本の為に戦った台湾原住民高砂族の英霊の方々が安らかならんことを心からお祈り申し上げます。
そしていつの日か、私も自らの足でこの地を訪れ、一礼を捧げたいと思います。
過去参考記事:この問題の一部始終を知りたい方は順番に読んでください。
・「高砂義勇兵慰霊碑」落成 ~故郷に眠る大和魂を持った台湾人の英霊達~
・中共に毒さた外省人により大半が撤去された高砂族慰霊碑 ~踏みにじられた高砂族の誇りと歴史~
・我々には重すぎる高砂族の方からのお詫びの言葉 ~詫びないで下さい~
参考書籍:
還ってきた台湾人日本兵
河崎 真澄
台湾人元志願兵と大東亜戦争―いとほしき日本へ
鄭 春河