CANTARE ティアグラ化(前編) | マルマルイチ-文房具から自動車まで-
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こんにちは。

CANTAREリフレッシュ企画。

その1:チェーン交換
その2:ワイヤー交換
その3:振れ取り
とリフレッシュしてきた我が愛車GIOS CATARE。

何を間違えたかここにきて、クランク・ブレーキをティアグラ化することにしました!
目的としては・・・
クランク:フロントギアの変速性能を上げる。
      アウターギアを48Tから50Tにして若干のスピードアップw
ブレーキ:制動力の向上

・・・いつものことながら、だんだん作業に没頭して写真が減りますw

◆クランク交換
ではクランクの交換から。

現状のクランクはSUGINOのXD2。BBはスクエア・テーパータイプです。

XD201

これをシマノのFC-4550(ティアグラ)に交換。

FC-455001
BBもホローテック対応品に交換、今回はSM-BB6700(アルテグラ)にします。

SM-BB670001


では作業開始です。
全体の流れは・・・
1、ペダルを外す
2、センターキャップを外す
3、コッタレスクランク抜きでクランクを外す
4、BBを外す
5、SM-BB6700を取り付け
6、FC-4550を取り付け
となります。

1、ペダルを外す

ペダルレンチ
ペダルレンチを使用。シマノ・プロのPRTL0009。
15mmのスパナでも代用可能ですが、グリップが長い方が力が入ります。
自転車と関わっていくなら、個人的には一本は持っていても損はないと思います。
パーク・ツール、VARと悩みましたが、どれがいいんだろう・・・?
ペダル外し中

こんな感じで・・・

ペダルoff
外れました。左側は逆ですので、注意が必要です。
右正ネジの左逆ネジ。進行方向に回せば締まると考えれば覚えやすいです。

2、センターキャップを外す

センターキャップ外し中
アーレンキーを使って外します。
ここは左右ともに正ネジ。

センターキャップ
外れました。

3、コッタレスクランク抜きでクランクを外す

コッタレスクランク抜き
コッタレスクランク抜き。シマノのTL-FC10。
これがないと、スクエアテーパーのクランクは外れません。

使い方、原理はこちらのホームページがわかりやすいです。
TAKAよろず研究所↓
http://www.geocities.jp/taka_laboratory_3/20080330-Bicycle-Tool/Bicycle-Tool.html#TL-FC10

クランク抜き中
手でクランクにねじ込み、後端を回します。

が、回らない。

外す右クランクが回らないように、左クランクを上から抱え込み
全体重をかけますが、外れない。

そうこうしているうちに、コッタレスクランク抜き自体が外れなくなってしまいました!
やばい!どうしよう。進退が効かない!
2時間くらい格闘し、ついに諦めました・・・

半分、自転車屋に持ち込む覚悟を決め、翌日外のブロック塀に自転車を固定し
外すことにしました。


翌日。作業再開。
実家にはブロック塀と門の支柱があります。
クランクにペダルをもう一度付け、塀と支柱の間に差し込み固定、回すことにしました。

XD202

すると・・・
コッタレスクランク抜きが緩みました。取れました!

やり方は間違っていないので、もう一度コッタレスクランク抜きを差し込み、挑戦。
こんなこともあるようなので↓
http://blog.livedoor.jp/radfahrer_umecha/archives/50558054.html

XD2off

外れました~

このあと、もう一度クランクを借り付けし、支柱に固定、反対側のクランクも外しました。
いやぁ~良かった、良かったw

※コッタレスクランク抜きはくれぐれも押しボルトを締めたまま取り付けないでください。
 また、クランクにはめるときも手でねじ込みましょう。グリスを塗ると安心かもしれません。
 押しボルトを回す際に一緒に締まり、クランクから外れなくなることもあるようです。
 
4、BBを外す
続いてBBを外します。
仕様工具はコレ。シマノのTL-UN74。

BB外し

BB外し中
ギザギザがBBにはまるので、モンキーレンチで回します。
右側は逆ネジで、左側は正ネジです。ペダルと逆・・・ややこしや。
ここも固くて外せないことを想定していましたが、簡単に外れてくれました。

BBoff01
パーツクリーナーで軽く吹いておきます。

5、SM-BB6700を取り付け
シマノのホローテック・BBの取り付け手順はこちらの動画が参考になります。
http://www.youtube.com/watch?v=CiwgB9daXWU
また、外す手順ですが、逆追いすることでこちらのサイトも参考になります。
http://www.cb-asahi.co.jp/html/mente-hollow.html

さてさて・・・
このあたりから写真が減りますw

シマノのホローテックBB取り付けにはこちら。TL-FC33。
BB取り付けには、TL-FC32、TL-FC36が使えます。
この二つはBBにわっかをはめて締めるイメージです。
TL-FC32は短く、ホールド性も低いので、取り付けのみ、取り外しには向かないようです。
TL-FC36はホールド性も良く、長いので取り外しの際、トルクも上がりますが少し高価。
対して、TL-FC33は正面から包み込むため、ホールド性も良く、
インパクトレンチ、大きめのモンキースパナ、トルクレンチ等が使えます。

TL-FC33
TL-UN74と同様にモンキースパナで回します。

BB6700on
付きました。
右アダプターが逆ネジ、左アダプターが正ネジですよ。

6、FC-4550の取り付け。
右クランク。押し込むだけ。

FC-4500on

左クランク。同じく押し込みます。

FC4550Lon

ここでTL-FC16が登場。

TL-FC16
こちらをつかって、左クランクのキャップを締めます。
強く締める必要はなく、手で締まる範囲で構いません。

FC-4550Lon02
続いて、左クランクの切れ目にある、爪を中に押し込みます。
クランクの位置がずれている(右クランクと180度の位置にない)と入りません。
その後、クランクに貼られているシールに記載のトルクで、二本のボルトを締めます。
クランクの前からと後ろからそれぞれ差し込まれているので、均等に締め付けていきます。

ペダルをつけて完成。
ペダルon

さて、チェーンについてです。
交換前は106リンクでしたが、こちらのサイトで計算すると107リンクになります・・・
http://www.geocities.jp/jitensha_tanken/chain_link.html
107リンク・・・奇数ですので、繋げません。追加するなら108リンクになります・・・
チェーンの長さはアウター×トップ(=最高速状態)で、リアディレイラーのプーリーが
上下に垂直に並ぶのが理想です。
しかし、106リンクで少し下のプーリーが前に出ている状態。
108リンクにすると、これがかなり後方にいきそうです。

面倒だし、変速できるから、これで様子をみよう!
まだ新しいチェーンでこれから伸びるだろうし。

ということで完成!

後編ではブレーキを交換します!