こんにちは。
せっかくのお盆ですが、天気がぐずつきますね。
その分、久々にゆっくりブログが書けそうです。
さて、「ASSOLUTO RC」のタイヤをチューブレスにしましたので、
その様子をブログにまとめておきます。
■チューブレスタイヤ
私の自転車のホイール、"Campagnolo"の「ZONDA」ですが、2WAY-FITで、
クリンチャーとチューブレスと両方に対応したモデルです。
振り返れば、大学生の時に買った、"GIOS"の「CANTARE」時代から使っていますから、
苦楽を共にしたホイールと言えるでしょう。
自転車のタイヤで”クリンチャー”と呼ばれるタイプは、内部にチューブが入っており、
タイヤとチューブの二重構造になっています。
外側のタイヤが地面と接していて、実際に空気が入っているのは内部のチューブです。
チューブレスはこの外側のタイヤで地面と接しながら、空気も保とうというもので、
クルマのタイヤと同じ構造です。
(実は、昔々はクルマのタイヤもチューブが入っていたのですよ・・・)
構造が変わる以上はメリット・デメリットがあります。
【メリット】
・パンクしにくい。正確には、パンクした時に空気が抜けにくい
(⇒峠の下り等、高速走行時のパンクも比較的安全)
・チューブがないため、重量が軽くなり、摩擦部分が減り、回転の伝達効率が上がる
・空気圧が低めになり、乗り心地が良くなる
【デメリット】
・チューブレスに対応したホイールが必要で、価格が高い
・タイヤ自体の価格も高い(⇒パンク時にチューブだけ交換するよりもコストがかかる)
・(自転車においては)タイヤの選択肢が少ない
このメリット、デメリットを見るとクルマはチューブレスが主流になる一方で、
自転車はクリンチャーが主流なのもわかるような気がします。
父が若かった頃、クリンチャータイヤのクルマに乗っていて、信号で止まったところでパンク、
あっという間に空気が抜けて動けなくなったそうです。
自転車ならそこで修理出来ますが、クルマでは交通の妨げになるし、困りますよね。
■取付け作業
さて、チューブレスの概要はこのくらいにして、作業していきます。
今回、取り付けるのは、"IRC"の「ROADLITE」です。
"IRC"のチューブレスタイヤとしては、古いタイプですが、
色付きのチューブレスは他社含めてこれしかありません・・・選択肢少ない。
(見た目のこだわり。F1のタイヤが色着いてるんだから、自転車も色着てていいじゃん?)
では開封s・・・ちょっと待って!
間違ってクリンチャー買ってるΣ(゚д゚;)!!
買うところからやり直し(笑)
ということで、「ROADLITE」にはクリンチャータイプがあるので、気を付けましょう・・・(知らなかった)
改めて、チューブレスタイプを用意しました。
では、作業開始。
「ZONDA」です。タイヤは”パナレーサー”の「CLOSER PLUS」。
走行距離2000kmを超えたあたりから、スローパンクが多くなってきました。
まずは、ホイールからタイヤを外します。
前後ともタイヤを外します。
次にチューブレス用のバルブを用意します。こちらはホイールに付属していた純正のバルブ。
通常の自転車は、チューブにバルブがついていますが、
そのチューブがレスなので、当然バルブもレス。
バルブを直接ホイールに付けないと、空気が入りません。
外側から差し込んで、黒いナットで止めます。
ちょっと短いけど、純正品なので、きっと大丈夫でしょう・・・
それでは、いよいよタイヤを取り付けます。
今回、取付けにはこちらのサイトを参考にしました。
IRCの開発者が取付方法を説明してますから、信頼性が高いはずです。私のブログよりもね。
http://www.cyclowired.jp/microsite/node/196305
取付けには以下を用意。
"IRC"のチューブレスタイヤ用タイヤレバー。
取付け用に一方の先端がとがった形状が特徴です。これ、便利です。
そして、石鹸水。家のハンドソープを適当に水に溶かしました。
”IRC”から「タイヤフィッティングローション」というやらしい名前の液体が売られていますが、
実はただの石鹸水らしい。
まず、スポンジに石鹸水を付け、リムに塗っていきます。
失敗してなんぼだろうと思ったので、あまり意識せず、適当に塗りました。
当然、石鹸水は重力に従うので、リムの反対側へ流れていきますが、気にしません。
床が濡れるので、濡れてもいいところでやりましょう。
いよいよ組み付け。バルブの反対側から組み付けていきます。
この作業は通常のタイヤと同様で、手で入れていきます。
手で入らなくなったら、タイヤレバーの出番。
タイヤレバーの先端がとがっている方で、ビードを引っ掛け、はめていきます。
通常、タイヤの片側をはめる時には、手だけではめられることも多いので、
チューブレス特有の作業かもしれません。
この時、バルブ付近がちゃんとはまっているか確認しておきましょう。
バルブの内側のでっぱりにひっかかって、手前にビードが落ちてたら、直します。
片側がはまったら、もう一方もはめていきます。やはりある程度は手ではめられます。
最後のところは、やっぱりタイヤレバーを使用。ビードを引っ掛けて、矢印の方にレバーを回します。
全周はまったら、空気を入れます。
コンプレッサーで一気に入れないと入らない、という話も聞きましたが、
普段使っているポンプで全然問題なし。
パシッと音がしてビードがリムにはまっていきます。
適正気圧90psi~115psiということで、100psi(約7bar)程入れました。
前後とも交換して完了!
思ったより、手も痛くならず、「結構簡単に出来るじゃん!」というのが感想。
タイヤレバーの先端は前後の交換だけで結構削れてしまいました。
これはある程度使ったら、交換が必要な消耗品かも・・・
■試走しましょう
ちょっとでも重量が減って、ヒルクライムも速くなれば、と思っているのですが、
まだ、ヒルクライムはできていません。
平地中心に走ってみましたが、まあ、私の中で「CLOSER PLUS」は評価が良かったこともあり、
正直なところ大きな変化はないように感じます。
乗り心地よくなった?少し直進安定性が良くなったかも・・・?
ちなみに、重量、重量と言っておきながら、ビフォーアフターを計測していませんでした。
計算上は、パナレーサーのブチルチューブが約100g、「CLOSER PLUS」が約210gで、
今回取り付けた「ROADLITE(赤)」の重量が約310gなので・・・
重さ変わってないじゃん!(笑)