Morecambe Film Festival② ~The Station~ | Lancashire スローライフ

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週末、友達夫婦と一緒にMorecambe(モーカム)へ行った時の続きです。

 

 

昨日紹介したホテル、何とAgatha Christie’s Poirot(名探偵ポワロ)のドラマS2のEp6;Double Shinでもこのホテルが撮影に使われていました。

 

外観は、今と全然変わらずですが、まだ新しかったので、いい感じ。

そして、私達が見た天井の絵、カフェエリアや海等も写っており、お~、撮影当時とあんまり変わってないなって印象を受けました。

 

 

近くに元駅だった建物を改造して、パブにしたところがあり、中を覗いたら良さそうだったので、そこで、早めのディナーを食べる事にしました。

 

 

当時の駅の正面は、横側になりますが、今は、こちらが入口になってました。

 

 

中に入ると当時使ってた信号なのかな?と思われる物も残ってました。

 

 

中は、こんな感じです。

雰囲気もいい感じ。

この日、ラグビーワルドカップのイングランドとサモア戦が行われており、その試合がTV中継されてました。

(日本昨日負けちゃって、残念でしたね。)

 

 

 

バーカウンターエリアは、新しく作ってますが、右の木枠で囲まれたところは、待合室だったのかな?

更にその奥の部屋は、ファーストクラスの待合室のサインが出てました。

 

 

屋根も駅だったのがわかりますね。

 

 

 

Way Out(出口)のサインも壁に残ってました。

 

確かに昔駅だった面影が色々ありました。

現在は、少し離れた場所に駅は移動した様です。

 

 

友達のAちゃんは、お酒は全然飲めないので、スパークリングウォーターで、私達3人でビールをパイントで。

私とボンはGreen KingのIPAで、友達のDさんは、ギネス(彼は、基本ギネスしか飲まないので)。

泡もクリーミーで、ビールも美味しかったです。

 

 

友達Dさん、チキンバーガー。

チップスにケチャップ綺麗にかけてて、ボンがお好み焼きみたいなかけ方だねって笑ってました。

 

食事は、別々に頼んだら、友達夫婦は、どちらもバーガー(チキンとビーフだったけど)だったからかすぐ着たんだけど、私とボンのが全然こなくて、二人が食べ終わった頃にやっと出てきました。

 

 

 

私は、ジャマイカンチキンシチュー、ボンはスタックバーガー。

ダブルパテとベーコンとオニオン、ペラペラのトマトスライスが挟まってました。

 

私のシチューに時間がかかったのかな?

チキンもジューシーだったし、野菜たっぷり、ライスも入ってて、普通に美味しかったです。

みんなのバーガーも美味しかったらしく、普通のパブ料理かな?とあまり期待してなかった割には、悪くなかったです。

 

 

 

パブを出てから、正面側へ回ってみました。

今は、ここから出入りできなくなってたけど、こちらが元々の正面入口だったところの様です。

 

まだちょっと早かったけど、映画館へ。

 

 

こちらのREEL CINEMAでした。

ちょっと壁のペンキが剝がれてますが、大手の映画館ではなく、小さな映画館です。

 

まだ時間があったので、3人はコーヒーを飲みながら、時間になるの待ってました。

私は、映画見てる最中にトイレ行きたくなると、嫌だったので、飲み物はパス。

 

そしたら、キュービックファンなのかな?

 

(写真はこちらから借りました)

 

今回の映画、時計じかけのオレンジの主役アレックス達が着てたこんな格好をして見に来てたお客さんもいましたよ~。

 

映画館は、最近、リクライニングシートになるVUEに行く事が多かったので、VUEは席も広いし、座り心地もいいんですが、ここの映画館は、椅子がちょっと低めでした。

 

 

映画のあらすじは、15歳の少年アレックスは、不良グループリーダーとして毎晩の様に残虐な行為を繰り返しており、ある日、殺人罪で逮捕され、刑務所に収監され、実刑14年の刑期を短くする為にボランティアである療法の被験者になるが、それがかなりの過酷な療法で、暴力・性虐待等嫌悪を持ち拒否反応を起こす様になり・・・と言う話です。

 

この映画1971年の映画ですが、全然古さを感じない映画で、最初は、かなり過激で残虐なシーンで目を逸らしたくなる様なシーンもあり、キャラクター達やミルクバー等もちょっと奇妙な感じでしたが、人間の持つ悪の部分を細かく表現していて、回り回って、自分が悪さをした人達から復讐され・・・と色々考えさせられる映画でした。

ただ、最後に、又、元の彼に戻った様で、あの笑みが何とも言えず・・・

 

ちょっと独特な雰囲気もあり、皮肉も入った映画ではありますが、なんとなくキューブリックが伝えたい事もわかった様な?見終わった時には、納得で、本当にいい映画を見たなと言う感じになりました。

 

この映画は、残虐で、暴力等を推奨する様に感じる人もいると言う事で、イギリスでは、しばらく上映禁止になっており、1999年から、又、再上映される様になった様です。

 

この日は、オープニングの日だったので、映画終了と同時にスタッフが出てきて、水曜にこの映画を見た後のディスカッションをする場所を設けているので、無料ですから、皆さん来て下さいなんて、呼びかけており、最後にこのフィルムフェステイバルを何で知ったか?年齢?どこから見に来たか?等のアンケートもありました。

 

映画が終わった時には、真っ暗で、でもこの町は、土曜の夜まだ21時半頃だったのに、とっても静かで人もほとんど歩いてなくて、土曜とは思えなく静かだね~なんて言いながら帰ってきました。

 

最近の映画はCG等も沢山使って、映像も綺麗だし、迫力もある映画が多いですが、久しぶりに昔の映画を見て、たまに昔の映画をゆっくり見るのもいいなと思いました。

 

Morecambeの町も素敵な町で、車で通過しながら、素敵な建物を色々見てたので、もう少し時間があったら、そっちの方ももう少し見たかったので、又、今度、ちょっとゆっくりと訪れてみたみたいなと思いました。