主人公の少女が12歳、中学入学から高校生の16歳になるまでを丁寧に追っている三部作。


ヒロインがおっとりしている分、物足りなさも感じつつも、

だからこそ、大人への階段を丁寧に描き出せている。


そうだったよなー、ということも多く、

素直に読み進める女子向きの本。


ちょうど読了した日である12/17の日経夕刊にインタビューが載っていた。

『ファミリーポートレイト』も読みたい。

ことの発端はプテラノドンだった。

それが恐竜の名前だと言うことは分かったものの、どんな形状のものかわからない。


そこへ友人が一言


「ロプロスだよ」


と。

その場にいた他の人は大受けしていたのだが、ますます訳が分からない。


というわけで、名著『バビル2世』を借りることに・・・。


ロプロスとは主人公を守る3つのしもべのうちの1つで鳥獣型のロボット。

全編を通して、圧倒的なコンピューターの全能感にくらくらする。

どんどん自己修復しちゃうし、まさにこのコンピューターの辞書に不可能はない。

・・・にもかかわらず、なんと「この場にあるデータでは足りません」と、主人公に書庫までデータを取りに行かせている(梯子に登って紙切れを探しに行く。この辺りに当時のコンピューターに対するイメージの限界が・・・・。)


人気があったと見えて敵が何度もヨミ返るし、なんと宿敵が超能力を使って3つの僕を操れるし!!


何とも強引な展開に、あっぱれ、脱帽。



妻の死、うつ病、それから・・・

という副題がついている。私はこの方がテレビで活躍している様子を覚えていないのだが、話題になっていると知り手に取る。


気象ジャーナリストらしく、「木枯らし、時雨、小春日和」を繰り返して冬に向かっていくところから文章が始まる。

まさにその季節に読み始めたので心に沁みる。


身近な人を亡くし、「もっとああすればよかった・・・」という後悔は誰もがするものなのだと思う。

時が解決するという慰めも素直にきけないのも・・・。


今はまだ両親共に元気だが、いつかどちらかが先に逝く日があることを思うと、切なくなる。