日露戦争時の四国は松山のロシア人捕虜収容所を描いた作品。
「はい、泳げません」で、長谷川博己の相手役で子持ちのシンママを演じた彼女を見て、「孤狼の血」に出演していたのを思い出した。DV夫から役所広司扮する暴力刑事に助けられた彼女は、相棒の真面目な若い刑事(松坂桃李)を監視する為に、彼に近づく。ケガをした松坂桃李をかいがいしく手当する真面目そうな薬剤師の彼女が、ラストでは濃い化粧でタバコをくわえ、役所広司に頼まれた「美人局」だと白状する。そして「私のオ×コをタダで拝めただけ感謝したら!」(映画では伏字無し)と開き直る。豹変した彼女の姿は、同作に強烈な印象を与えた。
当作は「孤狼の血」の翌年に公開された。恋人をロシアとの戦争で失いながらも。捕虜となったロシア人を手当する看護師の役を演じている。家で決めた婚約者がいるにも関わらず、ロシア人捕虜のソローキンに恋に落ちた彼女は、松山の収容所から脱走する彼と駆け落ちをする決心をする。さて、結末は、、?
主役の彼女以外は、捕虜収容所の所長を演じたイッセー尾形が「沈黙、サイレンス」を思い出させるトボけた役を演じて印象的だった。
日露戦争当時は、のんびりしていて捕虜も道後温泉に入ったり優遇されていたのが驚きだった。
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