アマプラで予備知識なく見た。なんとなく良い作品だと思う。原作はリリー・フランキーだそうだ。この人は、「万引き家族」に出ていたユニークな俳優さんだと思っていたら、当作の設定通り、文章も書けばイラストも描くらしい。九州の小倉でダメンズの旦那(小林薫)の家を息子(オダギリジョー)と飛び出した母(樹木希林)の物語だ。その後、息子は東京の大学で麻雀に明け暮れる自堕落な生活を送るが、やがて生活の為に文章やイラストを売り込む。そして、なんとか食べられるようになったので小倉から母を呼び寄せるが、、、。
母親である樹木希林の若い頃を演じている女優さんが良く似ているなと思いながら見ていたら、なんと実の娘さん(モックン夫人)だった。感じの良い人なので、もっと他の作品にも出れば良いのにと思ってしまう。
ブログを書くためにwikiで調べると、当作は日本アカデミー賞受賞作だそうだ。同年には「それでもボクはやっていない」も公開されており、普通は、そちらが受賞するべきだろうと思ってしまう。樹木希林本人も、その後に「それほど評価される作品ではない。」とインタビューに答えてるらしい。(引用wiki)
それらを除くと、昭和初期の時代を背景に、ゆったりとしたストーリーと親子や家族の情愛を描いた良作だと思う。
加えて、ダメンズと結婚し、ガンで亡くなった樹木希林自身の姿がダブって見えた。
アマゾンプライムで視聴