ありえない設定だけど関西弁がスパイスになる。江口のりこ・中条あやみ「あまろっく」 | 映画と音楽のある生活

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 江口のりこと安藤サクラの区別がつかないという知人がいるが私は、そんなことはなかった。安藤サクラは「万引き家族」からファンになり連続して映画を見ていたし、江口のりこの「ソロ活のすすめ」も配信で見ていた。

 当作は、京大を卒業し東京のコンサルティング会社でエリート生活をしていた江口のりこが突然リストラされるところから始まる。仕方なく実家に帰った彼女を能天気な父親(鶴瓶)は「祝リストラ」と玄関にポスターを貼って迎える。そして60歳を超える父親は再婚するというのだ。しかも、その再婚相手は20代の早希(中条あやみ)だった。自分より若い再婚相手を認めることが出来ない娘は、家を出て行こうとするが、、、。

 中条あやみ演じる早希は、子供の頃に父親が出て行った為、ファザコンになったという設定だが、こんな若くて美人の女性が60歳を超えた鶴瓶と結婚するのはあり得ないと思う。しかも結婚を渋る鶴瓶を「風邪をひいた」と嘘をつき、看病に来たところを逆に押し倒すという肉食系のところも見せている。

 江口のりこと中条あやみが衝突する絡みは、二人とも関西出身である為か独特の関西弁がスパイスになっている。なにかと、お花畑発言を続ける中条に江口が「しばいたろか!」とツッコむ下りは何度聞いても面白かった。

 その後、結婚直後の鶴瓶の突然死や、早希の出産。江口のりこのお見合いと結婚等、ストーリーは進むが最後はハッピーエンドで幕となる。気楽に見れる、良作だと思った。

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