お気楽なロードムービーと思えば、、!? 「テルマ&ルイーズ」 | 映画と音楽のある生活

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 地元の映画館で4Kリマスター版が公開されたが、地方の悲しさで1週間限定だった為、見逃してしまった。リドリー・スコット監督作品なので1度見てみたいと思っていたらアマゾンプライムで配信されたので視聴した。 

 1991年に公開の作品だそうだ。もう33年が経つ。でも作品自体に古びた感じはなかった。車もお洒落だし、荒野をひた走る光景は「まさにアメリカ!」と見とれてしまう。

 一言で言うと、おもしろい作品だった。主役の二人のキャラも立っていたし、ブラピの若い頃の姿も良かった。テルマのクソ旦那に向かって「お前のかあちゃんは良かったぜ!」と腰を振る姿も軽薄で役柄にぴったりだった。

 ストーリーは、ある様な、無い様な?二人の女性が泊りがけのドライブに出かけるが、途中のドライブインで泥酔したテルマがレイプされそうになり、止めに入ったルイーズが、誤って相手を撃ち殺してしまう。二人は、警察に自首するどころか、そのままドライブを続けメキシコに逃走しようとする。

 ブラピに有り金を盗まれた二人は強盗までして、FBIに追われる身の上となる。どんどん大胆になり行動がエスカレートする二人は、ラストにパトカー相手に派手なカーチェイスを繰り広げる。果たして二人の運命は!?

 女性版のニューアメリカンシネマと評される作品だが、私はニューアメリカンシネマというのを、ほとんど見ていないので何とも言えない。家庭や職場で虐げられた女性の解放の物語なのだろうと思う。最後まで爽快感のある作品だった。

     アマゾンプライムで視聴