当作の宣伝フレーズをそのまま引用すると「今や時代のアイコンとなった河合優実主演!」とのこと。「あんのこと」「ルックバック」と連続で視聴した私としては期待が高まるが、、、。
ただ、おそらく「こんな感じだろうな?」と予測していたが、その通りだった。抽象的というかタイトルの意味も最後まで分からなかった。冒頭の喫茶店で河合優実演じるカナが友人とダベるシーンの演出は感心したが、後が長すぎた。
ストーリーは、予告編で想像した通りだ。脱毛サロンで働くカナは、両親とも別れ(彼女は中国人とのハーフという設定だ。)特に将来の夢も無く、男と同棲を続けている。やがて優しいだけのホンダと別れ、金持ちのハヤシに乗り換える。ハヤシにも満足できないカナは彼とも衝突を繰り返し、やがて精神を病んで行く。
途中で突然トレッドミルを走るシーンが挿入され、夢か幻の様なシーンが続き、個人的には付いて行けなくなった。
全体を見ると、河合優実が河合優実風の「常に不機嫌そうな演技」を続け、彼女のファンだったら、それで納得できるかもしれない。夏のロケなのか露出度の大きい服装で、途中にとりたてて必要性の無いシーンで「オ〇パイ」まで見せてくれる。
彼女の所属事務所のHPを見ると今年だけで多くのCMに出演しているのに驚いた。まさに時代のアイコンだと思う。いくつかのCMは見たことがあるのに彼女だと気が付かなかった。もちろん不機嫌な表情でなかったからかもしれない。それぞれのCMで全く違う表情を見せる彼女を見ると、やっぱり凄い女優さんだと思う。次回作は私の様なシニアにも良く分かる様な作品に出演して欲しいものだ。
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