安心して見れるファンタジー 福原遥「あの花が咲く丘で君とまた出会えたら」 | 映画と音楽のある生活

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主に映画と昔聞いたレコードの感想などを書いています。

 もともと、見る気はなかったが、「予想外(?)のヒット作となった」との評判にアマプラ公開日に見ることにした。

 正直、映画館で見た予告編と上記のポスターで、だいたいストーリーの想像もつく。

 主人公で高校生の百合(福原遥)は、母親と口論し家を飛び出し防空壕跡で一夜を過ごす。そして目が覚めたら終戦が近い戦時中の日本へタイムスリップしてしまう。百合は通りががった特攻隊員の彰(水上恒司)に助けられるが、やがてお互いに惹かれあう様になる。

 つっこみどころは沢山ある。やっぱり最初の違和感は、現代の女子高生の制服をきてタイムスリップしているのに誰もその姿について疑問を唱えないことだ。

 あと、特攻隊の描き方が実際と少し違う様に思う。少なくとも全員が見逃して、恋人がいる隊員を故郷へ逃がすなんてことは出来ないだろう。

 どうやってラストに現代へ帰るのだろう?という部分も、ほとんどあっさりと流している。

 そもそもがファンタジーなのだから、細かい事は気にしないで

見るのが正解だと思った。

 主人公の百合を演じた福原遥は、NHKで子役として活躍していた人だ。実年齢は25歳なので女子高生としてはお姉さん顔なのが気になった。脇役の食堂のおかみさん役で松坂慶子も出演している。この方も昔はフェロモン女優だったのに、こんな形で出演していることに改めて驚いた。

            アマゾンプライムで視聴